日産、イギリスおよびポルトガルにバッテリー生産工場を建設

ルノー・日産アライアンス、欧州でゼロ・エミッションモビリティを始動

日産は20日、イギリス政府およびポルトガル政府と共同で、高性能リチウムイオンバッテリーの生産工場を欧州に建設すると発表した。これにより、ルノー・日産アライアンスは欧州でのゼロ・エミッションモビリティ推進のためのバッテリー生産に向け、最初の大きな一歩を踏み出すこととなる。

イギリスならびにポルトガル政府は、日産の両国での工場建設に財政支援等でサポートする意向を示した。これは、両国に建設予定の工場が、自動車および自動車関連産業の発展の中心となり、雇用促進と技術セクターの向上を促し、欧州でゼロ・エミッション車の生産・販売のパイオニアとなることにより、両国および建設予定地の地域経済に多大な貢献をすることを意味する。

イギリスでは、政府との協議の結果、日産の車両生産工場があるサンダーランドに新たに工場を建設することで合意した。この新たな工場は、日産の欧州におけるバッテリー生産の本拠地となり、イギリス北東部で新たに設置された「低炭素経済地域」の中核となることが見込まれる。

ポルトガルでは、工場建設予定地として複数の候補地が挙げられており、後日、最終的な候補地が発表される。昨年11月、ポルトガルは欧州の国として初めて、ルノー・日産アライアンスと2010年からゼロ・エミッションモビリティ計画を実施するための最終的な合意を締結している。同計画では、2011年春のポルトガルへの電気自動車(EV)投入を機に、同国政府がその後2年間で1,300箇所の充電ステーションを設置し、全国を網羅する広範なネットワークを展開していく。

イギリスおよびポルトガルの両工場は、ルノー・日産アライアンスが生産する電気自動車向けの高性能リチウムイオンバッテリーを供給する予定である。各工場の年間生産能力は6万基となっている。また、アライアンスは、バッテリーの必要生産量を確保すべく、さらにバッテリー生産工場を建設するために、欧州の他の国の政府と協議を続けている。

ルノー・日産アライアンスはゼロ・エミッション車でリーダーとなることをコミットしている。日産は、2010年に米国および日本にEVを投入し、2012年にはグローバルでEVを量販していく。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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