爆走シルビアによる迫力のドリフトパフォーマンス!D1王者が超絶技巧を披露【動画アリ】

第2回 「曽爾クラシック」

5月14日(日)、奈良県・曽爾村で「TOYO TIRES 第2回 スペシャルステージ曽爾クラシック」が開催された。第1回目はフェラーリ、ランボルギーニ、なかなかお目にかかれないクラシックカーなど、多くの希少車が集結し話題になった。

第2回目となる今年は、2015年D1GPシリーズ総合チャンピオン・川畑真人選手がゼロカー※としてドリフトパフォーマンスを実施。川畑選手の愛車・シルビアの轟音が「日本で最も美しい村」連合のひとつ、静かな曽爾村にこだました。

※ゼロカー:各スペシャルステージでゼッケン1のラリーカーの直前を走るマーシャルカーのこと。コースの安全などを確認する。

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爆走シルビアによるドリフトパフォーマンス!

第2回曽爾クラシックの目玉として企画されたのが、日産 シルビアを採用したドリフトパフォーマンス。Team TOYO TIRES DRIFT所属の川畑選手が曽爾村で超絶技巧を次々と披露した。

うっそうと生い茂る森の遠くでエキゾーストノート(エンジン音)が響くなか、突如出現するシルビアに地元民も驚愕。爆音を轟かせ目の前をスライドしていく様子に「軽トラとはえらい違いやね」と目をむくおばあちゃん。「乗ってみたい?」と聞くと「ムリムリムリ!」と即答。第1回目の同イベントでスーパーカーに乗ったというおばあちゃんは「あのときに比べてとんでもないな。あれに乗るって……とんでもない!腰抜かすわ……」と川端選手のパフォーマンスに圧倒されていた。

イベントレポート「TOYO TIRES 第2回 スペシャルステージ曽爾クラシック」

人口1,500人ほどの山村・曽爾村には、超レアな車両が続々と集結。メインイベントであるレースでは、設定タイムが速い「ハイアベレージ部門」と設定タイムがゆったりとした「アベレージ部門」にわかれ、エントリー選手が曲がりくねった曽爾村の峠を攻める。

初めに走行した川畑選手に続き、48台のレア車が爆音を鳴らし難易度の高い山道を進む。ちなみに、TOYO TIRESの公式動画でも積極的な“箱根攻め”を見せている川端選手は、前日にテスト走行した際、「箱根ターンパイクよりも迫力があった」と語っていた。

◆会場で注目を集めた名車たち!オーナーに聞いた3つのこだわりポイント

<STANGUELLINI 1100S>

・1938年式。戦前の形そのままで、珍しい外付けのタイヤと細身のシルエットが注目を集めていた。

・ハンドル周りはオーナーの横川浩己さん自ら製作。希少な当時のオリジナルパーツは自宅に保存し、そのパーツのレプリカをイチから作る熱心さで、製作期間はなんと3カ月!

・燃料タンクのキャップはアルミの削り出し。オーナーによると「すぐ曇ってねずみ色になるんだよ」と苦労を語っていたがそれでもオリジナルの鱗片を残す心意気に感服!

STANGUELLINI 1100S

<アルピーヌ>

・ゲームや映画などで有名なアルピーヌのオーナーの吉田雅也さんは徹底したオリジナル主義。バルーンフェンダーなど、デザインを守って大きな改造を加えないのがこだわりなんだとか。

・もう40年以上の付き合いになるという、脂の乗った72年製エンジンを現在も使用している。

・ハンドルにミッションが近いラリー車仕様。アルピーヌの設計思想を今も守り続けている。

アルピーヌ

<ランチア デルタ インテグラーレ>

・目を引くのがカラーリング。92年WRC世界ラリー選手権に出場した色そのまま。当時、大学生だったオーナーの早苗博之さんはひと目でほれ込んだそう。

・現存数の少ないライトカバーや珍しい形のサイドミラーも、マニアックながら注目度バツグン。

・塗り直したエンジン部も細かなポイント。

ランチア デルタ インテグラーレ

<フェラーリ ラ・フェラーリ アペルタ>

・本大会の会長も務める岡本芳邦さんが乗るフェラーリの特徴は、空気力学的に進化したシルエット。抵抗を効率よく逃す形は30年前にはなかった。

・世界で約200台の限定生産で、日本に現存するのは10台未満。“レアすぎる”その存在に多くのお客さんが足を止めていた。

・オーナーがアペルタを気に入っているのは、900馬力以上を制御するまでの「同社の進化」を具現化している点。今でこそ定着したサイドミラーの形も、最初見たときは驚いたそう。

フェラーリ ラ・フェラーリ アペルタ

「TOYO TIRES スペシャルステージ曽爾クラシック」とは?

風光明媚な奈良県・曽爾村を舞台に、国内外のクラシックカーやスーパーカーなどを対象とした新感覚のカーラリーイベント。

曽爾村の全面協力のもと、村道にラリーやヒルクライムなどの競技要素を組み合わせたスペシャルステージを設定し、それぞれ走行タイムと設定タイムとの誤差の合計で順位を決定する。クラスによっては、法定速度以上のタイム設定もあるが、速さだけではない競技性を持たせるために誕生したスペシャルな企画。

また、2回目の開催となる今年は、貴重な車両が勢ぞろいしてパレードが行なわれたほか、ドリフト仕様のシルビアによるドリフトパフォーマンスも実施した。曽爾村全面協力の下、オフィシャルに公道を活用して行なうイベントとして注目を集めている。

第2回 「曽爾クラシック」

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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