三菱ふそう、「スーパーグレート」を21年ぶりにフルモデルチェンジ!大型観光バスも同時発表

新型スーパーグレート

三菱ふそうトラック・バス株式会社(MFTBC)は、21年ぶりにフルモデルチェンジした大型トラック「スーパーグレート」および、安全性能を強化した、大型観光バス「エアロクィーン・エアロエース」を5月15日に同時に発表した。両モデル共に日本で初めて機械式自動変速トランスミッション(AMT)を全車標準装備としている。

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MFTBCの新型モデルは、世界における商用車のリーダーである、ダイムラーグループで培った技術により、最先端の「安全性」、優れた燃費性能を含めた「経済性」、ドライバーをサポートする「快適性/操作性」を実現する。

マーク・リストセーヤ代表取締役社長・CEOは「今回の2車種の発表は、私たち三菱ふそうが、日本市場において再びリーダーシップを担うための試金石になります。先進技術を採用した、これらフラッグシップ車両が、クラス最高の燃費性能と、安全性能、そして快適性を実現し、事業者の皆様・そして運転手の皆様に新たな価値を提供します。また当時に、国内のディーラーの設備、営業・サービススタッフへの教育に投資するとともに、お客様がビジネスを成功させるための最上のサービスを提供してまいります。この変革により、必ずやマーケットシェアを得られると確信しております」とコメントしている。

◆大型トラック「スーパーグレート」

新型スーパーグレート

大型トラック「スーパーグレート」は、1996年以来21年ぶりのフルモデルチェンジで内外装のデザインを一新した。そして新開発した2種類の小排気量エンジン(6R20型:10.7L、6S10型:7.7L)を採用し、従来車両と比較し、大幅な軽量化を実現。また、新開発の12段機械式自動変速トランスミッション(AMT)「ShiftPilot(シフトパイロット)」を全車に搭載、スムーズなシフト操作により、快適性を実現している。

また、歩行者検知も可能となった衝突被害軽減ブレーキ「ABA4(アクティブ・ブレーキ・アシスト4)」、MDAS-III(エムダススリー)の技術を進化させた運転注意力モニター「アクティブ・アテンション・アシスト」、国内初の左死角に隠れた危険を警告する「アクティブ・サイドガード・アシスト」など各種安全装備を採用し、大型トラックによる事故を低減し、安全性を高めている。

車間距離保持機能付オートクルーズに、自動停止、自動発進機能を追加した「プロキシミティー・コントロール・アシスト」を新たに採用するとともに、オートクルーズを使用中にGPSと3D地図情報によって道路勾配を予測し、省燃費走行を図る「パワートレイン3D予測制御」(オプション設定)により、経済性と快適性を実現した。

新型スーパーグレート

今回新たに、テレマティクス機能として「Truckonnect(トラックコネクト)」を標準採用。稼働中のリアルタイムなトラックの情報を自身のPC端末でチェックできるサービスとして、新たに導入した。車両の現在位置・稼働経路、そして万が一の車両の故障時や事故などのトラブルを確認できるとともに、ドライバーの安全運転の状況もリアルタイムで把握することが可能となる。また、デジタルタコグラフの基本項目も、確認することができ、燃費状況も含めた業務効率化を図れる。なお、初期導入費用、サービス通信費用、デジタルタコグラフ本体費用を無料としているのは、日本の商用車メーカーとしては初となる。

三菱ふそうセールスジャパンの販売統括部長 丹野 誠 氏は「新型スーパーグレートは、お客様のニーズである経済性、安全性、快適性に適合した、ベンチマークになる製品であると確信しております。すべてにインターネットがつながる時代がやってきました。当社は新たなテレマティクスである”トラックコネクト“サービスを導入し、お客様と常につながるとともに、お客様のビジネスに利益をもたらすべく、さらなるシステムの開発を進めてまいります」とコメントした。

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◆10年ぶりに生まれ変わった大型観光バス「エアロクィーン/エアロエース」

10年ぶりに生まれ変わった新型エアロクィーン・エアロエース

日本市場での観光バスのリーダーである「エアロクィーン・エアロエース」が、ユーザーに好評のエレガントな外観を引き継ぎつつ、安全面を大幅に進化し、約10年ぶりに新たに生まれ変わった。

日本で初めて、大型観光バス全車に8段機械式自動変速トランスミッション(AMT)「ShiftPilot」を標準装備。安全性・快適性・効率性を高い次元で実現している。

安全性能では、衝突被害軽減ブレーキAMBを進化したABA3(アクティブ・ブレーキ・アシスト3)を採用するとともに、MDAS-IIIの技術を進化させた運転注意力モニター「アクティブ・アテンション・アシスト」、渋滞時の疲労軽減にもつながる、車間距離保持機能付オートクルーズに、自動停止、自動発進機能を追加した「プロキシミティー・コントロール・アシスト」をバスでは初めて採用した。

10年ぶりに生まれ変わった新型エアロクィーン・エアロエース

新型小排気量エンジン(6S10型:7.7L)を採用し、軽量化による定員増を実現。また、エアロエースでは、トランクルームを拡大し、高まるインバウンド輸送需要に応える車両となった。

菅野秀一氏(MFTBCバス事業本部長、三菱ふそうバス製造 取締役社長)は「新型エアロクィーン・エアロエースは、日本で最もご愛顧頂いている観光バスです。今回の新型車は、これまで評価いただいている外観は継承しつつも、安全面を大幅に強化し、お客様に安心してご乗車いただくバスとなりました。また、今回、車両の制御システムおよびパワートレインを世界基準となるダイムラー・バス部門と共用化することにより、将来の自動運転化も視野に入れた車両に仕上がっています。三菱ふそうとして、安全性・品質においてのベンチマークになったと確信しております」と述べた。

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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