日産、ベトナムでの生産を2009年末より開始
日産のベトナムにおける合弁会社「ベトナム日産会社」(NVL)は、2009年末より同国にて生産を開始すると発表した。
生産委託先であるベトナムモーターズコーポレーションでは、日産がグローバルに展開する日産生産方式(Nissan Production Way:NPW)を採用し、他拠点と同レベルの品質基準の達成と生産同期化を図る。日産は、現地生産に先立ち日本からエンジニアを派遣し、生産技術、現場管理、品質保証等のトレーニングにあたる。NVLは、2010年初頭から現地生産モデルを販売開始する予定である。
日産の一般海外市場(GOM)企画部、GOMマーケティング&セールス(アジア・オセアニア)担当執行役員の般若真也は、「ベトナムは、日産にとって成長機会のある重要な新興市場の一つである。現地で生産を開始することで、ベトナムのお客さまにより幅広いラインアップの商品を、最小のリードタイムで提供することが可能となる。」と語った。
また、NVL社長のフレミング エルタンは、「現地生産を開始することは、日産が長期的な視点でベトナム事業の強化に取り組んでいる証である。我々は、日産がベトナムの自動車市場で成功するブランドになると確信している。」と語った。
NVLは、日産とデンマークに本社を置くKjaer Group A/S(Kjaer:ケア)の合弁会社であり、2008年11月に設立された。同年12月に営業を開始し、従来の販売拠点に代わりエクストレイルやティーダ等の完成車を輸入販売している。
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