フェラーリ史上最もパワフルで最速!新型812スーパーファストを世界初公開

フェラーリ 812スーパーファスト

フェラーリ史上最もパワフルかつ最速を誇る、最新世代高性能12気筒ベルリネッタ「812スーパーファスト(Superfast)」が、3月に開催されるジュネーブ国際モーターショーで世界初公開される。

新型812スーパーファストには数々の新技術と機能が搭載されており、1947年にフェラーリが初めてリリースした125 Sから今年で70周年を迎えるプランシングホース・ブランドとともに歩んできたV12エンジンの歴史に新たな一歩を刻むモデルである。

フェラーリ12気筒の新時代を拓く 812スーパーファストは、F12ベルリネッタとF12tdfからの貴重なレガシーの上に誕生した。

パワフルでエクスクルーシブなフェラーリを切望するオーナーに向けて造られた812スーパーファストは走りに徹し、一般道でもサーキットでも胸のすくようなドライビングを楽しむことができると同時に、どのような使用状況であっても快適なドライブを約束する柔軟性も備えている。

フェラーリ 812スーパーファスト

フェラーリ・スタイリング・センターがデザインした812スーパーファストは、フロント・エンジン V型12気筒フェラーリの個性を再定義し、極めてスポーティなラインとフォルムで圧倒的なパフォーマンスを強調する。

シルエットは滑らかなファストバックスタイルを描き、ハイ・テールの2ボックス・スタイルは1969年の名車365GTB4を想起させる。

ボディ側面の彫刻的デザインは視覚的にショート・テール化し、力感あふれるホイールアーチがV12エンジンのアグレシブなパワーをフォルムで表現している。

フルLEDヘッドライトは、隆起するフロント・ホイールアーチを含めてボンネットのエアインテークと一体でデザインされ、フロントの力強さを強調。リアでは、フェラーリ伝統の4灯丸型テールライトが水平方向に広がるフォルムを強調し、スポイラーとキャビンを低く見せる視覚的効果によって、812スーパーファストにワイド&ローの印象的なスタンスをもたらしている。

すべてのフェラーリに言えることだが、スタイリングとエアロダイナミクスの機能をシームレスな統合を目指してデザインすることで、革新的なソリューションとフォルムが創出される。812スーパーファストの場合、それはアンダーボディ前部に設けたアクティブフラップをはじめとしたエアロ・デバイス・クラスターが組み込まれた多機能フロントセクションとエアロダイナミック・バイパスを設けてダウンフォースを生成させる前例のないボディ後方側面の2点に見て取れる。

ボディカラーは、フェラーリ70周年を記念した特別色ロッソ・セッタンタ(70周年レッド)とした。

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フェラーリ 812スーパーファスト

812スーパーファストのインテリアは、フェラーリのフロント・エンジン V12 ベルリネッタが常に提供してきた快適性とスペースを維持しつつ、アグレッシブなエクステリアに合わせて再構築された。

レースへの情熱と無駄を削ぎ落としたエレガンスを特徴とするキャビンは、主要な装備が浮かんでいるように見えるスポーティなトリムと革新的なデザインでまとめ上げられている。

中央のエアベントを包み込むように、緩やかにうねる水平基調のダッシュは、洗練された彫刻のようなフォルムとした。

人間工学に基づき、さらにスポーティになった新型シートを中心に、新ステアリングホイールとインストルメント・クラスターや最新のインフォテイメントシステム、エアコンディショニングユニットなど、最先端のマン・マシンインターフェースがコックピットを固めている。

プロダクション・エンジン史上最強の800PS

出力800PSを発揮する最新の6.5リッター V型12気筒エンジンを搭載する812スーパーファストは、フロント・ミッドシップエンジン・スポーツカー。

8500rpmという高い回転数で最高出力588kW(800PS)を発生し、1リッター当たりの出力が123PSという数値は、これまでのフロント・ミッドシップエンジン搭載モデルでは到達できなかった。

なお、最高時速は340km/h以上、0~100km加速は2.9秒と圧倒的なパフォーマンスを発揮する。

さらに大排気量エンジンならではの音響を存分に引き出す豊かなエグゾースト・サウンドも、812スーパーファストの強力なエンジンパワーを引き立てる。

最大トルクは718Nm/7000rpmで、その80%以上を3500rpmから発生させることで、低回転域でのドライバビリティとピックアップを向上させた。

この卓越したパフォーマンスの実現には、高性能エンジンで初採用となった350バールのダイレクトインジェクションシステムと自然吸気F1エンジン由来のコンセプト、可変インテークシステムが貢献している。

シフトチェンジのタイム短縮、さらにシャープなスロットルレスポンスの実現のため、デュアルクラッチトランスミッションには特別なギヤレシオが設定された。

812スーパーファストは、搭載した最新の制御システムと装備によって、比類ないハンドリングとロードホールディングを発揮する。フェラーリ初採用となるスポーツ仕様のEPS(電動パワーステアリング)が、卓越したポテンシャルを余すことなく引き出している。

また、このEPSをフェラーリが特許を取得したサイドスリップコントロール(SSC)の最新バージョン5.0を含む、すべての車体電子制御システムと完全に統合することで、パワフルなパフォーマンスのハンドリングを容易にし、より高レベルのスリリングなドライビングが可能となった。

なお、車体制御システムには今回初めてバーチャル・ショートホイールベース2.0システム(PCV)が搭載された。F12tdfで培った経験をもとにPCVのソフトウェアが進化したことにより、さらに機敏なハンドリングと応答時間の短縮が実現した。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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