フェラーリ、「L Automobile Italiana 1899-2009」に参加
過去110年にわたり生産された数々の名車を堪能できる唯一の展覧会「L’Automobile Italiana(イタリアの名車)」が、フェラーリの「ガッレリア・フェラーリ」ミュージアムのほか、4つのミュージアムで共同開催される。
フィアット創立の1899年から現在に至るまでに制作された名車が一堂に会するこの展示会は、そのスタイル、高級感、気品、技術、スポーツ感で国際的にも定評のあるイタリア車の数々を展示している。
この展覧会「L’Automobile Italiana(イタリアの名車)」では、歴史上の様々な転換期において車がどのように私たちの生活や習慣を変革させてきたか、またクリエイティブな発想や経済がどのように車の発展に影響してきたかを紹介。1899年以降のすべての時代を対象として、自動車に関する開発者の熱意や広告、自由と逃避の概念、科学的な応用などについての展示が行われる。他の何よりもこの時代の方向性を特徴づけ、社会のあらゆる層の人々に夢を与えた自動車を通して描く1世紀の物語となっている。
フェラーリの公式博物館として、フォーミュラカーやGTの常設コレクションを所蔵するガッレリア・フェラーリは、この展覧会で1907年フィアット130HP、1954年ランチァ・アウレリアB24、1938年アルファロメオ8C 2900 B、1948年マセラティA6 1500といった技術的に非常に優れた名品を展示。また、「世界の美しい車110年の軌跡」写真展を開催し、数々のメーカーによるオリジナル映像も放映する。
この展覧会は、トリノ・エスポジツィオーニ・センターにあるトリノ自動車博物館(Museo dell’Automobile di Torino)、コルロ・ディ・フォルミジーネ(マラネロから数キロの郊外)にあるウンベルト・パニーニ・コレクション(Collezione Umberto Panini)、ヴェローナ近郊のヴィラフランカにあるニコリス自動車・技術・力学博物館(Museo Nicolis dell’Auto, della Tecnica, della Meccanica)、イタリア名門の多角的企業フィアットが長年にわたり生産してきた(空、海、陸の)乗り物やその設計を集めたフィアット歴史センター(Centro Storico Fiat)といった名コレクションと共同で開催される。
開催期間は10月31日にまでで、最初に訪れた博物館でのチケットを他の博物館で提示すると、入場料が割引となる。また、世界有数のマセラティ・コレクションを誇るウンベルト・パニーニ・コレクションと、フィアット誕生の地、トリノのダンテ通り沿いにある工場の最初の増築部分に建てられたフィアット歴史センター(1963年にオープン)では、プライベートコレクションの特別見学の予約ができる。
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