オバマ大統領の新燃費規制・新温室効果ガス規制法案について、BMWは支持を表明

MINI E

アメリカ オバマ政権が、米国環境保護庁(EPA)と運輸省、国家道路交通安全局(NHTSA)が協力し、温室効果ガスの削減および燃費の向上に関する連邦基準作成に取り組むよう指示したが、BMWグループはその内容に賛同を表明した。

5月19日、オバマ大統領は、自動車メーカーに義務づける新たな平均燃費規制を発表した。2016年までに、乗用車で1ガロン当たり39マイル(約17km/リットル)、SUVやピックアップトラックで30マイル(約13km/リットル)への引き上げを目指すという内容である。

また、オバマ大統領は演説で、乗用車と小型トラックを合わせた平均燃費35.5マイル(約15km/リットル)が実現すれば、18億バレル分の石油が節約できると指摘。温室効果ガス削減と輸入石油依存の脱却を同時に図る「米歴史上初の国家政策」と、米自動車産業に低燃費車の生産加速を促すものだと表明した。

この新自動車燃費規制発表をうけて、BMW AGの財務担当取締役・フリードリッヒ・アイヒナーは、「オバマ大統領の発表は、BMWグループを含む、米国で市場展開する自動車メーカーにとって、正しい方向への第一歩となった。」と述べた。さらに、「法規制の一貫性と計画の確実性によって、規制要件を円滑に満たす製品開発が可能になるとともに、企業の成長性、収益性、持続可能性にも貢献する。」とコメントした。

近年、BMWは、1990年から2005年の間、在米自動車メーカーの中で、最も高い割合で燃費改善とCO2削減を達成した企業であると評価され、また、ヨーロッパにおいても、欧州自動車工業会が独自に定めた、CO2削減率平均25%という目標値を上回る実績をあげている。

革新的な燃費改善と排出ガス低減技術は、BMWグループが掲げるEfficient Dynamics(エフィシェント・ダイナミクス)の一環で開発済み。2007年春以来、このEfficient Dynamics技術を盛り込んだ車両が、世界中で100万台以上販売されている。米国へは年内にも、BMW Advanced Diesel (アドバンスト・ディーゼル)、今年後半にはハイブリッド・システムの導入も予定されている。

さらにこれらの取り組みに加えて、電気自動車、MINI E(ミニ・イー)を600台以上、米国の東海岸と西海岸、ドイツ、さらに今後は英国内でテスト導入し、電気自動車開発のための有益なデータやノウハウを蓄積、2015年の市販化を目指している。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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