日産、「攻めのIT経営銘柄」に選定

日産自動車 CEO カルロス・ゴーン氏
攻めのIT経営銘柄

日産は、同社が収益拡大や事業革新等のために積極的なITの活用を実施している優れた上場企業「攻めのIT経営銘柄」に選定されたと発表した。

攻めのIT経営銘柄は、経済産業省が東京証券取引所と共同で2015年度より選定、発表しているもので、同社の選定は昨年に続き2度目となる。

「攻めのIT経営銘柄」は、ITの活用による企業の製品・サービス開発強化や、ビジネスモデル変革を通じて新たな価値の創出、およびそれを通じた競争力の強化を目指す経営に優れた上場企業が選定の対象となる。

東京証券取引所は、日産を「攻めのIT経営銘柄」に選定した理由として、以下にて同社の取り組みを挙げた。

「日産自動車は、中期経営計画である『日産パワー88』を推進する中、グローバルIS/IT戦略である『VITESSE※』を策定し、その活動を全体最適を図りつつビジネスの価値創造を推進している。グローバルIS/ITアニュアルレポートにて、企業価値向上のためのIT活用や、それを支えるIT基盤の刷新への取組み及び、推進体制・投資評価プロセス等についても公開している。導入完了した取組みのうち、革新的なプロジェクトについてはニュースリリースでの発信も実施しており、IS/ITのIR活動にも積極的に取り組んでいる」

今回の選定を受け、グローバルIS/IT担当の常務執行役員、CIOの行徳セルソ氏は、「今年度は、日産パワー88/VITESSEの最終年度として、ビジネス価値創造に向けたサービスの提供に取り組みます。特に、これまでの活動に加えて、あらゆる領域の既存データをビジネスの経営判断へ迅速に結びつけるデータドリブン経営へのサポート及び、ビジネスオペレーションの更なる自動化へのサポートを強化して参ります。」と述べた。

日産は2015年12月に、ヒューレット パッカード エンタープライズ、シーメンス、とともに、自動車業界初となる本格的なグローバル利用での次世代設計基盤を構築したと発表した。

また、2016年1月には、「日産リーフ」の全グレードなどに搭載されているコネクトテレマティクスシステムに、マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」を採用すると発表、さらに5月にはグローバル事業の拡大に伴い、人事面においてもプロセスの共通化を推進するため、クラウド型人事ソリューション「Workday HCM」を導入し全世界へ導入を進めていくと発表した。

グローバルに新規事業が拡大する中、IT活用の重要性は益々高まっている。引き続き経営とITの連動に取り組むことで、日産の企業価値の更なる向上を図っていくとしている。

※VITESSE: Value Innovation, Technology Simplification, Service Excellenceの3つを柱とした、日産のグローバルIS/ITの中期計画

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

日産の最新自動車ニュース/記事

日産のカタログ情報 日産の中古車検索 日産の記事一覧 日産のニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる