三菱は、2009年3月3日から15日まで、スイス・ジュネーブのパルエクスポで開催される第79回ジュネーブ国際自動車ショーで、同社のコミュニケーションワード『Drive@earth(ドライブアットアース)』を具現化したコンセプトカー『i MiEV SPORT AIR(アイ ミーブ スポーツ エア』(参考出品)と、2010年に欧州市場投入を想定した新世代電気自動車『i MiEV』(欧州向けプロトタイプ:参考出品)の2台のコンセプトカーを世界初披露した。
そのほか、CO2排出量115g/kmと、コンパクトカークラスではトップレベルの環境性能を誇る欧州生産の『コルト』など、欧州で販売している車両を中心に合計15台を出品した。
i MiEV SPORT AIR は、「地球環境に配慮しながらお客様に走る歓びを提供する」という意味を込めた、三菱のコミュニケーションワード『Drive@earth(ドライブアットアース)』を具現化し、将来のEVの方向性のひとつとして「スポーティな電気自動車」(SPORT)を提案する。また、電気自動車で「開放感に溢れた、爽快なドライビングを楽しむ」(AIR)ための、特長装備として、脱着可能なルーフを装着した。
EVコンポーネントでは、第二世代バッテリーとして、リチウムイオンバッテリーの電極部を改良するとともに、車体でも軽量化のための新技術を多数採用した。
『i MiEV』と同様の「リヤ・ミッドシップレイアウト」を採用。モーターは『i MiEV』に搭載している永久磁石式同期型モーターを改良し、最高出力60kW(『i MiEV』は47kW)、最大トルク230N・m(『i MiEV』は180N・m)を発揮。また、特長でもあるロングホイールベースを活かし、大容量のリチウムイオンバッテリーを床下の低い位置に搭載した。
日本で実証試験を行っている『i MiEV』と同様、エンジンを後輪車軸の前に配置するユニークな「リヤ・ミッドシップレイアウト」を採用し、エンジン・燃料タンクの代わりに、リチウムイオン電池、モーター、インバーター等のEV関連システムを搭載した。
また、「リヤ・ミッドシップレイアウト」のメリットとして、ロングホイールベースによって効率的に居住スペースを確保するほか、重量物を床下など低い位置に搭載しているため、重心高を低下させることができ、高い走行安定性能を得ている。
i MiEV SPORT AIR / 世界初披露、参考出品車
i MiEV / 世界初披露、欧州向けプロトタイプ、参考出品車
コルト / 3ドア「ラリーアート」、3ドア「クリアテック」5ドア、5ドア「クリアテック」
欧州生産車
ランサー / 日本名:ギャランフォルティス
ランサーエボリューション / 日本名:ランサーエボリューションⅩ(テン)
ランサースポーツバック / 日本名:ギャラン フォルティス スポーツバック
ランサースポーツバック ラリーアート / 日本名:ギャラン フォルティス スポーツバック L200 / ダブルキャブ、日本名:トライトン、タイ生産車
ラリーアート
グランディス
アウトランダー
パジェロ
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