ホンダは、本日の取締役会にて福井威夫社長が取締役相談役となり、伊東孝紳専務取締役が代表取締役社長となる人事を内定したと発表した。なお、本年の6月下旬開催予定の定時株主総会終了後の取締役会にて正式に決定する。
社長に就任予定の伊東氏は、1978年にホンダに入社。その後、車体設計を中心に四輪車の研究・開発に従事。1990年に発売したミッドシップ・スポーツカー「NSX」では、量産車世界初のオールアルミ・モノコックボディの開発を担当。1993年10月に日本で発売したコンパクトセダン「アスコット/ラファーガ」シリーズでは開発責任者を務めた。
1998年4月から2000年3月まで、ホンダアールアンドディアメリカズ・インコーポレーテッドの副社長として米国に駐在し、アキュラブランド初のSUV「MDX」(2000年10月に米国で発売)の現地での開発を推進した。
2000年6月には、本田技研工業株式会社(以下、本田技研工業)取締役と株式会社本田技術研究所(以下、本田技術研究所)常務取締役に就任、2003年6月に本田技術研究所 社長に就任した。2005年4月には、鈴鹿製作所長に就任。2007年4月には四輪事業本部長、同6月に専務取締役に就任し、現在に至っている。
伊東氏は、2009年4月に本田技術研究所の社長就任を予定しており、2009年6月末からは、本田技研工業の社長と本田技術研究所の社長を兼務することになる。
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