【MotoGP第6戦】ロレンソがイタリアGPを制し今季3勝目!ヤマハ100回目のMotoGP勝利!

今季3勝目を獲得した#99 ホルヘ・ロレンソ/MotoGP 第6戦 イタリアGP

5月22日、MotoGP 第6戦 イタリアGPの決勝レースがムジェロサーキットで行われ、モビスター・ヤマハ・MotoGPのホルヘ・ロレンソ選手が今季3勝目を挙げた。

2位にはレプソル・ホンダ・チームのM.マルケス選手、3位にはドゥカティ・チームのA.イアンノーネ選手が入った。

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【ヤマハ レースレポート】

今季3勝目を獲得した#99 ホルヘ・ロレンソ/MotoGP 第6戦 イタリアGP

Movistar Yamaha MotoGPのJ・ロレンソ選手が、ムジェロ・サーキットで優勝。これはヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームとして、2002年に始まった近代4ストローク・マシンによる最高峰クラスでの、100回目の記念すべき勝利となった。また同時に、2016シーズンにおける3連勝となった。

チームメイトのV・ロッシ選手は序盤、見事なパフォーマンスを見せてロレンソ選手とトップを争ったが、9ラップ目、メカニカルトラブルによりリタイアを余儀なくされた。

#99 ホルヘ・ロレンソと#46 バレンティーノ・ロッシ /MotoGP 第6戦 イタリアGP

ロレンソ選手はグリッド5番手から絶好のスタートを切ってホールショット。ロッシ選手がそのテールにぴったりとついて、1周目を1-2で終了。2人の差はなかなか変わらなかったが、次の第1コーナー進入でロッシ選手が動いてトップに浮上。しかしロレンソ選手も離れず、ロッシ選手がはらむ間に再びトップを奪い返した。

前方クリアのロレンソ選手がペースを上げて何とかロッシ選手を引き離そうとするが、ロッシ選手は後方からプレッシャーをかけ続け、虎視眈々とチャンスを窺う。ロレンソ選手もその隙を与えまいと注意深く走行しながら、最終的に抑えきることを念頭に、第1コーナー進入では必ずトップをキープした。

その後ロッシは、メカニカルトラブルによって戦線離脱。これでロレンソはプレッシャーから解放されたが、終盤になるとM・マルケス選手(ホンダ)がじわじわと接近。シリーズポイントではわずか5ポイント差の2人が、勝利をかけてバトルすることとなった。最終ラップでは激しい抜き差しを繰り返し、ロレンソ選手はスカルペリア・コーナーで予想外のオーバーテイクを試みるも実らず。しかし経験を生かし、最終コーナーを待ってトップで立ち上がり、今季3勝目を達成した。マルケスとの差は0.019秒だった。

ロレンソ選手は25ポイントを加算して合計115ポイント。2位以下に10ポイント差をつけてランキングトップをキープした。ロッシ選手は合計78ポイントで3位。ロレンソ選手との差は37ポイントとなっている。

好調のスミスがサテライトトップを獲得

#38 ブラッドリー・スミス/MotoGP 第6戦 イタリアGP

Monster Yamaha Tech 3のB・スミス選手は7位獲得の大健闘。グリッド3列目から絶好のスタートを切ったスミス選手は、第1コーナー進入までに3番手に浮上。その後いくつか後退するも、リズムをつかんで好調な走りを続け、好タイムを連発しながら上位グループへの復帰を目指した。

レース中盤で8位を走行していたスミス選手。前方を行くスズキ・ファクトリーのA・エスパルガロ選手に照準を合わせ、15ラップ目にこれをパス。その後は順調にアドバンテージを広げ、そのまま7位でチェッカーを受けた。トップとの差は13.340秒だった。

#44 ポル・エスパルガロ/MotoGP 第6戦 イタリアGP

一方、スミス選手のチームメイトのP・エスパルガロ選手は厳しい展開となった。転倒を喫して再スタートし、15位でゴール。グリッド5列目からスタートしたエスパルガロ選手は、オープニングラップで大きくはらんで15位まで後退。しかしその後も集中を切らさず、懸命に挽回を図り、レースの3分の1が終了するまでに3台をパスすることに成功した。

その2ラップ後にはミスをおかして転倒するも、すぐに再スタートしてもう一度挽回。ポイント圏内最後のポジションを取り戻し、15位でチェッカーを受けた。次回はモンスター・エナジーがスポンサーとなるカタルニアGP。エスパルガロ選手のホームレースでもある。

MotoGP第6戦 イタリアGP リザルト

(1)#99 J.ロレンソ (ヤマハ)

(2)#93 M.マルケス (ホンダ)

(3)#29 A.イアンノーネ (ドゥカティ)

(4)#26 D.ペドロサ (ホンダ)

(5)#4 A.ドヴィツィオーゾ (ドゥカティ)

(6)#25 M.ビニャーレス (スズキ)

(7)#38 B.スミス (ヤマハ)

(8)#9 D.ペトルッチ (ドゥカティ)

(9)#41 A.エスパルガロ (スズキ)

(10)#51 M.ピロ(ドゥカティ)

(11)#35 C.クラッチロー (ホンダ)

(12)#8 H.バルベラ (ドゥカティ)

(13)#50 E.ラバティ (ドゥカティ)

(14)#6 S.ブラドル (アプリリア)

(15)#44 P.エスパルガロ (ヤマハ)

(16)#68 Y.ヘルナンデス (ドゥカティ)

(-)#46 V.ロッシ (ヤマハ)

(-)#45 S.レディング (ドゥカティ)

(-)#43 J.ミラー (ホンダ)

(-)#19 A.バウティスタ (アプリリア)

(-)#76 L.バズ (ドゥカティ)

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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