全日本選手権フォーミュラ・ニッポン 第8戦が宮城県・スポーツランドSUGOで行なわれ、松田次生(LAWSON IMPUL)が優勝、有終の美を飾った。
東北地方では土曜日の深夜から雨が降り始め、ウエットコンディションの中で今年を締めくくる1戦が行なわれた。フォーメーションラップのスタート時、8番手スタートの横溝直輝がグリッド上にストップ。エンジンを再始動して隊列に加わったが、最後尾まで後退。好スタートを切ったのは、ポールポジションの本山哲(Team LeMans)。松田は動き出しが遅れ、1コーナーまでに小暮卓史(PIAA NAKAJIMA)に先行される。
その後、セーフティカーが導入。レース再開後から松田が、前方の小暮に対して再三揺さぶりをかける。11周目に松田は小暮の前に出ることに成功。2番手へと浮上した。また、この周には、トップを走っていた本山に異変が発生。スタート直後からスロットル系に問題を抱え、シフトダウンができず、アクセルも完全には戻らないという症状に見舞われていたが、最終コーナーでスローダウン。スロー走行のままコースを1周。ピットに戻りそのまま戦列離脱となった。
その後、雨は上がり路面は次第に乾いてきたが、レースは大きなポジションの入れ替わりはなく、結果、松田が最後まで逃げ切り、有終の美を飾る今季5勝目。2位に小暮、3位にロイック・デュバル(PIAA NAKAJIMA)が入った。以下、ブノワ・トレルイエ(LAWSON IMPUL)、平中克幸(SG 5ZIGEN)、J.P.デ・オリベイラ(KONDO RACING)、ロニー・クインタレッリ(CERUMO/INGING、伊沢拓也(ARTA)、石浦宏明(Team LeMans)、ロベルト・ストレイト(STONEMARKET)までが入賞を果たした。また、チームタイトルはLAWSON IMPULが獲得。またルーキー・オブ・ザ・イヤーは、平手が受賞した。
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