ポールポジションからスタートした#24 「MOTUL AUTECH GT-R」は、ミハエル・クルムが前半のパートを担当し、序盤から終始レースをリードした。しかし、前年もここセパンで優勝しているKONDOレーシングの「WOODONE ADVAN Clarion GT-R」もスタート直後から3位にポジションを上げ、#1 NSXがペナルティで後退したあとは2位のポジションを確保。後半のパートを受け持った荒聖治は、先頭を走る#24 GT-Rの背後にまで迫り、先行のチャンスを伺った。そして、両車ともタイヤの摩耗が限界に近づいた終盤、50周目に一瞬の隙をついて荒が逆転に成功。そのまま逃げ切って今季初優勝を遂げた。
「とても信じられない気分です。昨年優勝したときは、ラッキーだったと言われました。しかし、今年は完全に実力で勝負し、勝つことができました。ドライバー達のファイトとチーム全員の努力のおかげだと思います。本当に嬉しいです。ありがとうございました」
GT300クラスは、オープニングラップの2コーナーで、予選2番手のNo.19 ウェッズスポーツIS350(織戸学)に、3番手No.11 JIMCENTER ADVAN F430(田中哲也)が接触するという波乱の幕開け。
ポールスタートのNo.77 クスコDUNLOPスバルインプレッサ(山野哲也)は快調なペースでラップを重ね、15周を過ぎるころには2番手に10秒以上のマージンを築く。
20周を過ぎる頃からルーティンのピットインが始まり、全車のピット作業が終わったところでNo.77佐々木がトップに復帰。2番手No.46 安田との間には10秒以上のセーフティマージンがあり、そのままチェッカー。No.77 クスコDUNLOPスバルインプレッサ(山野哲也/佐々木孝太)が、チームにとって98年第5戦もてぎ以来、久々の優勝を飾った。AWDマシンにスイッチしてからは当然これが初優勝となる。
【お車の買い替えをご検討中の方へ】