【MotoGP】ヤマハで走るラストシーズン、ロレンソがフランスGPを制しランキング首位に!

ヤマハが1-2フィニッシュ!

ヤマハ1-2フィニッシュ/MotoGP第5戦 フランスGP

5月8日、『MotoGP 第5戦フランスGP』の決勝レースがル・マン・サーキットで行われ、Movistar Yamaha MotoGPのホルヘ・ロレンソが、ポールポジションから今シーズン2度目の優勝を果たした。2位には同チームのバレンティーノ・ロッシが入りヤマハが1-2フィニッシュを飾った。

これにより、ロレンソは25ポイント、ロッシは20ポイントを加算。ロレンソが合計90ポイントとなり、2位のマルケスに5ポイント差のランキングトップとなった。ロッシは合計78ポイントで3位をキープし、マルケスを7ポイント差で追う。

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【ヤマハレースレポート】

#99 J.ロレンソ (ヤマハ)/MotoGP第5戦 フランスGP
#99 J.ロレンソ (ヤマハ)/MotoGP第5戦 フランスGP

決勝レース、ホルヘ・ロレンソはポールポジションからホールショットを決めると、1周目で0.4秒のアドバンテージを築く。さらにペースを上げたロレンソは、追随するドゥカティのアンドレア・イアンノーネ、アンドレア・ドビツィオーゾを引き離していった。

5ラップを終え、前方も後方もクリアになると、1分33秒台のハイペースで走行しながら、後続との差を一気に2秒以上に拡大。その後も順調に走行を続け、ポール・トゥ・フィニッシュの完璧な勝利とともに、マルク・マルケス(ホンダ)を抜いてランキングトップに浮上した。

ロレンソは「優勝できてとても嬉しいよ!今回は完璧だった。決勝ではマルケスも優勝候補の1人で、2位か3位に入ってくるはずだった。つまり、ランキングトップは依然として彼のものだと思っていたんだ。ところが彼は転倒した。今日のレースでランキング上位の3人が、ノーポイントか、あるいは非常に少ないポイントで終わっており、戦いもまたやり直しになった。でもそのなかで僕は今、5ポイントをリードしている」とコメントした。

2016年シーズンをもって、ヤマハとホルヘ・ロレンソ選手の契約は終了。ヤマハで走るラストシーズン、このままランキング首位で有終の美を飾れるのか、ロレンソの今後の活躍に注目だ。

関連記事:【MotoGP】ヤマハ、2016年シーズンでロレンソとの契約を終了

#46 V.ロッシ (ヤマハ)/MotoGP第5戦 フランスGP
#46 V.ロッシ (ヤマハ)/MotoGP第5戦 フランスGP

2位フィニッシュのバレンティーノ・ロッシは、スタートで7番グリッドから6番手に上がり、オープニングラップはMonster Yamaha Tech 3のポル・エスパルガロ、ブラッドリー・スミスとバトル。この2人をパスしたあと、3ラップ目にはアレイシ・エスパルガロ(スズキ)を捉え5番手へ。さらにペースを上げて1分33秒293のファステストラップを記録するなど、マルケスとの差を縮めていった。

8ラップ目にイアンノーネの転倒があり、4番手へ浮上したロッシは、ファンの大声援を受けながら9ラップ目にマルケスに勝負を仕掛けかわすと、さらにドビツィオーゾも捉え2番手に浮上する。マルケスとドビツィオーゾが懸命に追ってきたが、第7コーナーでともに転倒し、ロッシは単独走行となる。この時点でロレンソとの差は5.2秒に開いており、これを詰めることはできなかったが、3番手のマーベリック・ビニャーレス(スズキ)とのアドバンテージをキープし2位でゴールした。

ロッシは「スタートは最悪で、序盤は大変だった。ペース自体はとても良かったので、その後はプッシュすることができたんだけど、こんなときはミスもおかしやすい。だから焦らず、マルケスとドビツィオーゾを追ったんだ。追いついた頃には僕のペースはさらに速くなっており、かわすことに成功した。予選7番手からの2位獲得だから、とてもうれしいよ。しかも20ポイントを獲得できたことはとても大きな意味がある。これでチャンピオンシップではホルヘと12ポイント差、マルクと7ポイント差になった。僕は今、3番手だから、これからも集中していかなければならない。まずはムジェロでベストを尽くす」とコメントしている。

#44 P.エスパルガロ (ヤマハ)/MotoGP第5戦 フランスGP

また、Monster Yamaha Tech 3のポル・エスパルガロが、今季最高の5位を獲得。午前中のウォームアップ・セッションで3番手につけ、自信をもって臨んだ決勝。グリッド2列目から好スタートを切り、ファクトリー・マシンと競り合いながら3番手で第1コーナーに進入した。

しかし、4ラップ目にコーナーではらんでしまい8番手まで後退するが、その後も集中を切らさず周回を重ね、21ラップ目にアレイシ・エスパルガロ(スズキ)を捉えて5番手に浮上。残りの7ラップではアドバンテージを拡大し5位でチェッカーを受けた。

#38 B.スミス (ヤマハ)/MotoGP第5戦 フランスGP

グリッド2列目からスタートしたブラッドリー・スミスは、オープニングラップを8番手で終了。その後はリズムをつかんで順調に走行を続け、レース中盤には7番手に上がった。しかし、それから7ラップ後の第5コーナーで転倒しリタイアとなった。

【リザルト】

(1)#99 J.ロレンソ (ヤマハ)

(2)#46 V.ロッシ (ヤマハ)

(3)#25 M.ビニャーレス (スズキ)

(4)#26 ダニ・ペドロサ (ホンダ)

(5)#44 P.エスパルガロ (ヤマハ)

(6)#41 A.エスパルガロ (スズキ)

(7)#9 D.ペトルッチ (ドゥカティ)

(8)#8 H.バルベラ (ドゥカティ)

(9)#19 A.バウティスタ (アプリリア)

(10)#6 S.ブラドル (アプリリア)

(11)#50 E.ラバティ (ドゥカティ)

(12)#76 L.バズ (ドゥカティ)

(13)#93 マルク・マルケス (ホンダ)

(RT)#38 B.スミス (ヤマハ)

(RT)#43 ジャック・ミラー (ホンダ)

(RT)#4 A.ドヴィツィオーゾ (ドゥカティ)

(RT)#29 A.イアンノーネ (ドゥカティ)

(RT)#53 ティト・ラバト (ホンダ)

(RT)#35 カル・クラッチロー (ホンダ)

(RT)#68 Y.ヘルナンデス (ドゥカティ)

(RT)#45 S.レディング (ドゥカティ)

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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