2007/12/19 17:43
グッドイヤー、ミニバン専用タイヤ新発売
グッドイヤーは、2008年2月1日発売の新商品
「EAGLE RV-S」を発表した。
車高が高く、重心位置も高いミニバンは、コーナリング時のふらつきや、外側ショルダー部への負担が大きいという特徴がある。それらを抑える目的で開発されたのがミニバン専用タイヤであり、グッドイヤーのタイヤは、さらに静粛性と走行性をにも着目して開発している。
とうもろこしを原料としたグッドイヤー独自の「ハイブリッドタイヤ」。今回さらに進化した「ハイブリッドタイヤII」で開発した「EAGLE RV-S」は、5つの「S」がコンセプトとなっている。
・Silent(静粛性)・・・・・タイヤのトレッドパターンによる空気のポンピング作用が主な原因とされるパターンノイズ。これらを抑制するために、ブロック系パターンからリブ系へと進化。これにより、10%のノイズの低減に成功している。
・Sporty(走行性)・・・・・ふらつきや腰砕け感を抑えるには、接地面積を広くすること。タイヤのブロックをin側とout側で非対称パターンとし、剛性を専用チューニングして設置面積を5%向上させた。
・Smart(経済性)・・・・・路面との摩擦により生じるゴムの破損を防ぐため、ロングライフポリマー配合で分子結合を強化。屈曲性が強く断裂が抑えられはがれにくくしている。
・Smooth(快適性)・・・・・一部高級車に採用されているプレミアムマテリアルのNVRラバー。2層トレッド制振ゴムで、トレッドのベースコンパウンドに採用することにより、路面からのショックを吸収する。
・Safety(安全性)・・・・・天然素材のとうもろこしを原料にした「バイオフィラー」、ウェット路面で威力を発揮する「撥水シリカ」、そして「天然ゴム」からなる「Bio-TRED」は、高ウエット性能を実現。柔軟性のあるゴムは路面の追従性に優れ、また新パターン採用で排水性をアップさせている。
新商品「EAGLE RV-S」は、インチアップに対応して「XL規格タイヤ」も充実。多様化するミニバン市場内では、ファミリーミニバンやスポーティミニバンに向いているタイヤである。
また、同時に本格派スポーツタイヤ
「EAGLE RS Sport」も発表された。
ハイパフォーマンスマシンにも対応する高剛性構造を採用。高いコントロール性とハンドリング性能を実現する。また、発熱コントロールを実現し、スタート直後から高いグリップを発揮。高温状態が続いてもハイグリップをキープする。さらに、ハード走行時では熱ダレを抑制し、タイヤトレッドの発熱が高い部分にクーリンググルーブを採用し、グリップ性能劣化を抑える。
一般参加型レースイベントや、サーキット走行会など、参加型モータースポーツに十分なパフォーマンスを発揮する、「勝てるタイヤ」としている。