2007/11/8 10:56
中嶋一貴が2008年のウィリアムズF1チームレースドライバーに昇格
ウィリアムズF1チームは、来る2008年シーズンの同チームレースドライバーに、TDPドライバーの中嶋一貴を抜擢することを発表した。中嶋一貴は、既に発表されている同チームのレースドライバー、ニコ・ロズベルグのチームメイトとして、2008年シーズンのF1グランプリを戦うこととなる。
1985年・愛知県生まれの中嶋一貴は、1996年にカートレースを始め、2002年にフォーミュラトヨタ・レーシングスクールでスカラシップ生に選出。翌2003年にTDPドライバーとしてフォーミュラトヨタシリーズに参戦し、デビューイヤーでチャンピオンを獲得した。その後、TDPドライバーとして全日本F3選手権、F3ユーロシリーズなどに参戦し、2007年はF1直下のカテゴリーであるGP2でシリーズ5位を獲得し新人王となった。同時に、ウィリアムズF1チームのテストドライバー兼リザーブドライバーを務め、最終戦ブラジルGPには、レースドライバーとしてF1GPに出場。初出場ながら、10位で完走を果たした。
ウィリアムズF1チーム ドライバー 中嶋一貴:
「昨年の今頃、ウィリアムズからテストドライバーに抜擢されて以来1年、様々な経験を積んだことで、F1レースドライバーになることが出来、大変嬉しい。これも、TDPを通じて今まで支えてくれたトヨタと、ウィリアムズの皆さんのサポートがあってこその結果であり、心より感謝したい。まだ来シーズンの目標を語るには早いとは思うが、オーストラリアでの開幕戦まで時間があるのでしっかりと準備をしていく。そして、シーズンを通じて着実に進歩を重ね、ポイントの獲得を含め結果を残していきたい」