2007/9/25 16:58
【F1】 トヨタ、F1第15戦日本GP前 記者会見
トヨタは、F1日本グランプリの開催に先立ち記者会見を行い、今週末の抱負を語った。
日本で初めてF1GPが行われたのが、1976年の富士スピードウェイ。30年振りに同サーキットで開催されるとあり、大規模な改修が行われた。トヨタは富士に臨むに当たり専用プロジェクトを組んだそうで、徐々に形になっているという“トヨタ流”(トヨタ自動車株式会社常務役員・山科忠氏)で、今週末に挑む。
会場にはドライバーのラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリも出席し、共に今シーズンについては難しいレースだと口にした。しかし、「いままで良いチャンスを活かせなかったが、新しいパーツの使用など、チーム一丸となって大事な富士のレースに向けて頑張る。(ラルフ・シューマッハー)」、「過ぎたことにこだわらず、前向きに臨みたい。初めてのサーキットでのレースはみんな一緒の条件。空力などのテストも行っているので、チーム一丸となって頑張る(ヤルノ・トゥルーリ)」と、それぞれコメントした。
トヨタモータースポーツ有限会社副社長・木下美明氏は、富士スピードウェイでのレースについて、「ダウンフォース」「ブレーキ性能」「エンジンパワー」がポイントになると挙げ、「先々週のベルギーGPよりもタイムは速くなるだろうが、全体的に中速コース。最高速度は310-320km/hで、ラップタイムは1分17秒とみている。後半がタイトになるだろうが、ストレートコースは中央あたりで300キロを超えると思う。」「そのストレートから続く第一コーナーでは、320km/hから80km/h位まで急減速する。そのため、車両安定性が重要で、空力の安定性が必須。」「今年のエンジン開発は凍結中だが、過去10年間の温度を調べて、適宜に最高のエンジンパワーを発揮させたい。」とコメントした。