2007/8/29 17:06
三菱、2007フランクフルトモーターショー出品概要
三菱と同社の欧州事業統括会社Mitsubishi Motors Europe B.V.(MME、ミツビシ・モータース・ ヨーロッパB.V.)は、2007年9月11日からドイツ・フランクフルト市の見本市会場(Messegelaende Frankfurt)で開催される第62回IAA 2007(62nd Internationale Automobil Ausstellung、通称フランクフルトモーターショー)で、新型セダン『ランサー』の欧州仕様を発表するとともに、コンパクトSUVのコンセプトカー『MITSUBISHI Concept-cX*1(ミツビシ コンセプト-シーエックス)』(参考出品)を世界初披露するほか、プレスデーには次世代電気自動車『i MiEV』(ドイツ語圏での呼称:『i-EV』)を欧州で初めて公開するなど19台(プレスデーは17台)を出品する。
新型セダン
『ランサー』は、すでに、北米、ロシア、日本(日本名は『ギャラン フォルティス』)で発売され、既に販売されている地域では、三菱自動車のセダンならではの乗り味や走りの質感と、「安全」「環境」「快適」性能を高い次元でバランスさせた"グローバル基準のスポーティセダン"として好評を得ている。今回発表する欧州向け新型『ランサー』は、欧州市場のニーズに合わせ、エンジンは新開発の1.8L DOHC MIVECアルミエンジン(最高出力105kW(143ps))、2L ターボディーゼルエンジン(最高出力103kW(140ps))、1.5L DOHC MIVECエンジン(最高出力80kW(109ps))の3種類のエンジンを新たに採用する。
『MITSUBISHI Concept-cX』は、"環境性能と実用性能をバランスさせた、新世代のコンパクトSUV"をコンセプトとし、パワートレインに、欧州の排出ガス規制Euro5に対応する、高出力、高効率の新開発1.8Lクリーンディーゼルエンジンと、動力伝達効率に優れる「Twin Clutch SST(Sport Shift Transmission)」を組み合わせ、軽快な走りと低燃費、低排出ガス化を両立させた。さらに、地球温暖化や石油資源枯渇への対策を目的とした、三菱自動車独自の植物由来樹脂技術「グリーンプラスチック」を内装材などに多用するなど、環境対応技術を数多く採用する。
cX:コンパクト クロスオーバーを意味する。