2007/8/17 20:31
GM、シボレー・ボルト用リチウムイオン電池を共同開発
GMとA123システムズは、A123システムズ社製のnanophosphate 化学電池を用いて、GM E-Flexシステムの電気自動車用に、耐用時間が長く、安全かつ強力な電池の共同開発を行う。本契約により、E-Flexシステムのプラグイン自動車だけでなく、多種多様な燃料電池に対応する電池開発を促進するとしている。
GMは今年、多種多様な電池の統合を含む、バッテリー・パックの先進開発を目的に、2社と契約を締結した。1社は、韓国の電池メーカーLG化学社の子会社であり、ミシガン州トロイに拠点を置く、コンパクト・パワー社(CPI)。2社目は、1次サプライヤーであるコンチネンタルAG社の部門であり、ドイツ・フランクフルトに拠点を置く、コンチネンタル・オートモーティブ・システムズ社。この2つの契約のうち、1つはCPI社と締結し、親会社であるLG化学社により開発された電池を使用する。2つ目はコンチネンタル社と締結し、GMとA123システムズ社により共同開発された電池を使用する。
現在A123システムズ社では、年間1,000万個を越える電池を生産し、nanophosphate化学電池の世界最大メーカーとなっている。これらの電池のほとんどが充電式工具に使われている。
この電池の共同開発こそ、交通輸送手段燃料の多様化を図るもので、選択肢の幅を広げることで石油燃料の利用から脱却させたいとするGMの最新の取り組みである。