2007/5/23 10:33
アウディ、TTクラブスポーツ クワトロ スタディを発表
アウディは、5月16〜20日に南オーストリアにあるヴォルターゼー湖畔のライフニッツで開催された第26回ヴォルターゼーツアーで、コンセプトモデル、アウディTTクラブスポーツ クワトロ スタディを世界初公開した。ヴォルターゼーツアーは近年「GTI Meet」として知られ、ハイパフォーマンスカーエンスジアストがヨーロッパ各国から集う一大イベント。今年は、20万人以上の参加者が5万台以上のクルマで参加すると予想されている。
アウディTTクラブスポーツ クワトロ スタディは、TTロードスターを純粋なドライビングマシンに仕立て上げたコンセプトモデル。パワフルなエンジン、最先端のテクノロジー、そしてモータースポーツ直系を感じさせるさまざまなアイテムが、TTクラブスポーツ クワトロ スタディを彩っている。
圧倒的な存在を見せるシングルフレームグリルには、アルミニウムインサートを施して、広がり感を表現。このデザイン処理により、TTクラブスポーツ クワトロ特有のフラット&ローフォルムが強調されている。4リング エンブレムは、量産モデルではシングルフレーム グリルに一体化するケースがほとんどですが、TTクラブスポーツ クワトロの場合、ボンネット先端に装着。フロントエンド左右の巨大なエアインレットは、過去最高のパワーを誇るTFSIエンジンに大量のエアを供給するための機能パーツ。LEDデイタイム ランニングライトは、常にアイキャッチャーとして異彩を放っている。一方、リヤエンドでは、バンパーからステンレス製サイレンサーと、その直下にあるブレードが、このモデルのスポーツ キャラクターをアピール。楕円形テールパイプのデュアル エキゾーストシステムは、RS4などのピュアスポーツモデルとの関連性を物語っている。
一方、サイドシルエットからは、意図的に視覚的要素が打ち消されており、エクステリア ドアハンドルが装着されていないことが特長的。TTクラブスポーツ クワトロのドアは、リモートコントロールによって開閉する。リモートコントロールのボタンを押すと、ドアがスプリングによって開き、左右ドアミラーも最小限のサイズに抑えられ、流麗なシルエットに貢献している。20インチ ホイールには、265/30R20のロープロファイル タイヤが組み合わされるとともに、トレッドは80mmも拡大。大型化されたホイールアーチと相まって、TTクラブスポーツ クワトロ スタディのマッシブなフォルムがいっそう強調されている。
なお、アウディは、TTクラブスポーツ クワトロの少量生産を検討しており、日本市場への導入については未定となっている。