2007/3/19 10:26
【F1 開幕戦】 フェラーリ、ライコネン「新しいチームでの勝利は最高だ」
2007年F1第1戦オーストラリアGP。フェラーリに新規加入したキミ・ライコネンは、予選でポールポジションを獲得。ピットストップの間以外、1度も首位を譲らない完璧なレース運びでファステストラップも獲得。フェラーリでのデビューレースをポールtoウィンで飾った。チームメイトのフェリペ・マッサは予選中にギアボックスに電気トラブルが発生。エンジンも交換して最後尾スタートとなったが、素晴らしい追い上げを見せて6位入賞を果たした。
■キミ・ライコネン (1位) 「素晴らしい勝利!新しいチームでの勝利は最高だ。素晴らしいマシンを準備したチームにお礼を言いたい。外から見る以上にレースは難しかった。スタート後すぐに無線が使えなくなり、ピットとの交信が出来なくなった。でもレースに向けて準備をしてきたのでやるべきことは理解していたし、自分でレースをコントロールしていた。 表彰台で久しぶりに自分の国歌を聴けて嬉しかった。チャンピオンシップのスタートとして最高の滑り出しとなった。とてもコンペティティブなパッケージだが、信頼性が向上するよう努力しなければならない。」
■フェリペ・マッサ (6位) 「予選結果からでは6位入賞がやっとだった。レース中の追い上げを考慮して燃料満タンでスタートしたけど、マシンは良いペースで走ることができた。F2007はすごくコンペティティブだから、今後のレースも楽観的でいる。しかし予選でのトラブルは悔しかった。最後尾スタートとなってしまったから。それがなかったら間違いなく優勝争いをしていたと思う。でも、チームとしての結果には満足している。キミがフェラーリでのデビュー戦で優勝し、僕もチームも喜んでいる。」
■ルカ・ バルデセッリ:テクニカル・ディレクター 「チームにとって今回の結果は非常に重要だ。冬の間、マシン設計部門のスタッフ全員が努力した結果だ。チームは大幅な組織変更がされたが、今までの努力が報われモチベーションは高まっている。素晴らしいパフォーマンスで13ポイントを獲得した2人のドライバーには感謝している。ポールスタートのキミはレースをコントロールしていたし、昨日の予選でギアボックストラブルが発生したフェリペは最後尾スタートだったが、印象的な走りでポジションを上げ6位フィニッシュした。F2007は競争力を発揮していたが。唯一スタート直後にキミの無線が故障してしまった。今後信頼性の向上と戦闘力の強化を目指して開発しなければならない。」
■ジャン・トッド:チーム監督 「エキサイティングなグランプリだった!両ドライバーはグリッド対極のポジションからスタートした。キミはポール、フェリペはギアボックスの電気トラブルで予選を棒に振り、最後尾からのスタートとなったが、両ドライバーとも素晴らしいパフォーマンスを演じた。キミはスタートから首位をキープしてレースをコントロール、フェリペも6位まで追い上げた。フェラーリの新たな歴史は素晴らしい結果でスタートした。シャシーとエンジンは戦闘力のあることを証明され、チームも献身的に働き、ドライバーも申し分ない。だが、信頼性の面では、我々の望むレベルではないので改善が必要だ。 レース後に表彰台に行く途中ミハエルから電話がありキミに渡した。さらにモンテゼモロ会長からも電話があり、この10年間で初めて優勝したかのように喜んでいたが、全チーム員同じ気持ちだった!」