MOTAトップ ニュース/記事 業界ニュース・自動車ニュース ホンダ、燃料電池車「FCX」を米国の17歳女優にリース販売

業界ニュース・自動車ニュース 2007/3/8 19:10

ホンダ、燃料電池車「FCX」を米国の17歳女優にリース販売

 ホンダは、燃料電池自動車「FCX」を米国人女優のクオリアンカ・キルヒャー(Q'orianka Kilcher)さんに納車した。燃料電池自動車の世界最年少個人客となる彼女は、2005年の映画「The New World」にポカホンタス役で出演した17歳のハリウッド女優。クオリアンカ・キルヒャーさんにとって、初めてのクルマがFCXとなる。

 アメリカン・ホンダモーター シニア・バイスプレジデントのJohn Mendelは「FCXのような次世代に向けたクルマの重要性を伝えるには、次世代を担うドライバーに使っていただくのが一番良い方法だと考える。クオリアンカ・キルヒャーさんが、ハリウッド周辺で、この究極の環境ステイタスシンボルであるFCXを運転することは、将来の水素エネルギー社会への移行をさらに進めるだろう。」と語った。

 クオリアンカ・キルヒャーさんは「クリーンエネルギーや環境保全を追求していくには、私達のような若い世代が主導権を持つことが重要だと感じている。環境保全の手助けをするために、初めてのクルマは燃料電池自動車にしたいというのが私の夢だった。当初はとても難しいことに思えたけれど、ホンダの技術革新と協力により、その夢が現実になった。」と語った。

 ホンダは、燃料電池自動車の本格的普及に向けて、個人客へのリース販売を含め日米ですでに合計30台以上の「FCX」を納車している。米国においては、通常販売の要件である米国環境保護庁(Environmental Protection Agency:EPA)とカリフォルニア大気資源局(California Air Resources Board:CARB)の認定を、2002年7月に世界で唯一取得しており、安全基準も全てクリアしている。2005年6月には世界で初めて個人客のスパリーノ家にリース販売した。

  

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