2007/1/25 18:13
“天ぷら油で参戦”の片山右京氏、パリダカを完走
横浜ゴム(株)(社長:南雲忠信)が「eco MOTION」の一環として支援し、天ぷら油を燃料にしたトヨタ・ランドクルーザー100でダカールラリー(通称:パリダカ)に参戦していた片山右京氏が、1月21日、セネガルのダカールにゴールし、約7,900kmにのぼる全ステージ完走を果たした。暫定結果は四輪部門で68位(参加台数189台、うち完走109台)、市販車改造ディーゼルカークラスで19位だった。
バイオ燃料でのパリダカ参戦は、昨年6月、大阪産業大学などが中心となって立ち上げたプロジェクトで、2007年から2009年まで3年間の参戦を計画している。初年度の2007年は全ステージ完走を第一目標にしていた。
横浜ゴムは、昨年12月、横浜ゴムグループで取り組む環境貢献活動のスローガンを「eco MOTION(エコモーション)」と名付け環境関連社会活動の支援を行っており、同プロジェクトではSUV用タイヤ「GEOLANDAR A/T-S」を提供した。
◎片山右京氏のコメント
「今回は大きな目標である完走が果たせてほっとしています。環境問題に一石を投じたくて、天ぷら油のリサイクル燃料を100%使うという一見無謀なチャレンジをしましたが、大阪産業大学はじめ、各企業の協力なしでは成し遂げられなかったと思います。本当に心から感謝申し上げます。
今年は上位を狙うことはできませんでしたが、来年は完走以上のものを目指せるように努力したいと思います。皆様、ご声援ありがとうございました」