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業界ニュース・自動車ニュース 2006/12/5 01:12

ポルシェ、新型カイエンの受注を開始

ポルシェは、ポルシェのスポーティSUV「カイエン」の第2世代となるモデルを導入する。

市場導入から 4年経過したカイエンは、より魅力的なエクステリアとこれまで以上にパワフルなガソリン直噴エンジンを採用し、第2世代へと生まれ変わった。ポルシェで「ダイレクト・フューエル・インジェクション」と呼ぶシステムにより、各モデルの燃費は8%以上向上し(欧州NEDCテストサイクルによる)、実際の走行条件下では最大15%の燃費向上が可能となる。

ベーシックモデルである「カイエン」に搭載される6気筒エンジンは、総排気量が3.2リッターから3.6リッターに拡大され、最高出力は先代モデルより40PS(29kW)高い 290PS(213 kW)を発生、また最大トルクも310Nmから 385 Nmに増大されており、その結果、0-100km/h 加速は先代モデルの9.1秒から8.1秒に短縮され、最高速度も214km/hから227km/hへと向上している。

総排気量が4.8リッターに拡大された自然吸気のV8エンジンを搭載する「カイエンS」は、新しいガソリン直噴システムとバリオカム・プラスの採用により、最大トルクは 500 Nm(従来は 420 Nm)、最高出力も 45PS(33 kW)高い385PS(283 kW)を発生する。これにより0-100 km/h 加速は6.6 秒を達成、最高速度は252km/hに向上している(先代モデルではそれぞれ6.8秒、242km/h)。「ニューカイエン ターボ」にも驚異的な性能が与えられている。新しいV型 8 気筒ツインターボエンジンは先代モデルよりも50PS(37 kW)高い、最高出力500PS(368kW)を絞り出し、最大トルクも700Nm(従来は620 Nm)へと増大。ニューカイエン ターボは0-100km/h 加速を 5.1 秒で駆け抜け、最高速度は 275km/h に達する(先代モデルではそれぞれ5.6秒、266km/h)。

先代モデル同様、駆動力はポルシェ・トラクション・マネージメントシステム(PTM)によって制御。このシステムは、標準作動モードでは駆動力を38:62の割合でフロントアクスルとリアアクスルに配分し、必要に応じて多板クラッチを介してフロントまたはリアに最大100%までトルクを配分する。

カイエン ターボには、エアサスペンションシステムとポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム(PASM)が標準装備される。これらに組み合わせるオプションとして、新たに導入された「ポルシェ・ダイナミック・シャシー・コントロールシステム(PDCC)」ロールスタビライザーシステムが用意される。カイエン/カイエンSにも装備可能なこのシステムは、あらゆる走行状況においてボディのロールを抑え、安定した姿勢を保つ。これによりカイエンのハンドリング、安定性、乗り心地は大幅に向上し、オフロードにおいては、ホイールストロークが最大限伸びるため、トラクションが高められる。

カイエンの全モデルに標準装備されるポルシェ・スタビリティ・マネージメントシステム(PSM)には、ブレーキシステムの反応速度を速めるブレーキアシスト機能をはじめ、牽引中の車両の挙動に悪影響を及ぼすヨーイングを大幅に抑える新しいトレーラースタビリゼーションシステム、そして μ の低い路面での制動力を最適化するオフロード ABS が組み合わされる。さらに、スタティックコーナリングライトに加えて、今回初めてダイナミックコーナリングライトも一体化されたバイキセノンヘッドライトがカイエン ターボに標準装備され、アクティブセーフティを高められている。カイエン / カイエンSにもオプションで用意されているこのシステムは、車速が3km/hを超えると作動する。

ポルシェ ジャパンでは、この新しいカイエン モデルレンジの受注を全国のポルシェ正規販売店にて2006年12月6日(水)より開始する。

【価格】
カイエン ターボ(6速ティプトロニックS)   左/右   \13,980,000(消費税込価格)
カイエンS(6速ティプトロニックS)   左/右   \9,270,000(消費税込価格)
カイエン(6速ティプトロニックS)   右   \6,920,000(消費税込価格)

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