2006/8/28 22:56
フォルクスワーゲン、スタディーモデル「Iroc」 ベルリンでデビュー
フォルクスワーゲンの新型クーペのスタディーモデル「Iroc(アイロック)」が、世界に先駆けて報道陣に公開された。ベルリン市内にあるテンペルホーフ空港の格納庫内に設けられた特設会場では、サーキットを模したストレートとコーナーバンクが再現され、フォルクスワーゲン ブランド会長のDr.ウォルフガング ベルンハルト自らハンドルを握る「Iroc」が、暗闇の会場を力強いエンジンサウンドを轟かせ、報道陣の前にヴァイパーグリーンのボディを浮かび上がらせた。
「Iroc」の原型となる「Scirocco(シロッコ)」は1973年にデビュー。シロッコは、それまで培ってきた旧型ビートルの歴史を受け継いだ初代ゴルフやパサートとともに、新しい時代のフォルクスワーゲン ファミリーのクーペモデルとして、発売当初から大変な人気を博した。日本では1975年に初めて輸入され、世代を変えて1989年まで販売されていた。
今回のスタディーモデルは、低燃費と高性能を両立したトランスミッション「DSG」や最新のツインチャージャーエンジン「TSI」をはじめとした最新技術を満載している。