2007年以来の大規模なデザイン変更!日産「GT-R」2017年モデルに迫る!

今夏より米国で販売予定!

日産「GT-R」2017年モデル/ニューヨークショー2016

日産は、『ニューヨーク国際オートショー2016』にて、「GT-R」の 2017年モデルを世界初公開した。

「深化」を続ける「GT-R」は今回、2007年の発売以来最大規模となるエクステリアやインテリアのデザイン変更に加え、新技術の採用による更なるドライビングパフォーマンスの向上を実現した。

2017年モデルの「GT-R」は今夏より米国での販売を予定している。

◎日産「GT-R」2017年モデル フォトギャラリー/32枚

エクステリア

日産「GT-R」2017年モデル/ニューヨークショー2016

エクステリアでは、フロントからリアに至るまで大幅なデザインの変更を行った。

フロントでは日産ブランドのデザインシグネチャーであるVモーションを採用し、更に性能向上も実現している。マットクローム仕上げを施し、最新のメッシュパターンを採用した新造形グリルは、開口部の拡大により冷却性能を向上させながらも、空気抵抗を低減することで従来の空力性能の維持を可能にした。

また、グリルから流れる明快なキャラクターラインが特徴のエンジンフードは、剛性の向上により超高速域での変形を抑制している。さらに、新形状のフロントスポイラーもレースカー直系の血統を感じさせるデザインであると同時に、高レベルのダウンフォースを維持した。

日産「GT-R」2017年モデル/ニューヨークショー2016

サイドのデザインは「GT-R」らしい流線型のフォルムはそのままに、更なる空気流改善のためにサイドシル前部を張り出させている。

日産「GT-R」2017年モデル/ニューヨークショー2016

リアでは、トレードマークであるリング型テールランプを引き続き採用しながら、新形状サイドアウトレットなどリア廻りにも空気流改善のためのデザインを採用。また、新デザインのシルバーフィニッシュのリアディフューザーを囲むバンパー下部と、ボディカラーを分けるラインは、リアビューをよりワイドでアグレッシブに見せるために高い位置に変更している。

こうしたエクステリアの変更は、「GT-R」をよりスポーティでシャープに見せるだけでなく、空気抵抗、ダウンフォース、冷却性能という3つの性能を高次元でバランスさせている。

主要諸元

インテリア

日産「GT-R」2017年モデル/ニューヨークショー2016
日産「GT-R」2017年モデル/ニューヨークショー2016日産「GT-R」2017年モデル/ニューヨークショー2016

インテリアにも大幅な改良を施している。インストルメントパネルには職人による精巧なステッチを施した高品質レザーを使用。コックピットには、安定感を演出する水平方向の流れを採用しつつも、メーターからセンターコンソールまでドライバーを包み込むようにレイアウトすることで、ドライバーオリエンテッドな空間を演出している。

ナビディスプレイは7インチから8インチに拡大し、操作性に優れた大型のアイコンを採用した。また、カーボン製センターコンソール上にITコマンダーを配置することで、前方へ身を乗り出すことなくモニター操作を行うことが可能だ。

パドルシフトは、ステアリングホイール固定タイプに変更され、ドライバーが手を離すことなくシフトチェンジできる操舵角領域がより広くなった。操作力やストローク量だけでなく、操作時のクリック感も最適化し、シフト時の操作感を向上した。また、エアコンベントのノブやハウジングの操作感も見直し、心地良い操作感を提供している。

カラーリング

内外装には鮮やかな色を採用し、「GT-R」の洗練されたキャラクターを表現している。

今回、外装色では「ブレイズメタリック」を新たにカラーラインアップに追加。

また、プレミアムエディション専用のセミアニリンレザーの内装には、これまでの「ブラック/アンバーレッド」、「ブラック/アイボリー」の2色に、「ブラック/サドルタン」と「サムライブラック」の新色2色を加え、計4色から選択可能とした。

現行モデルよりもパワーアップしたパワートレイン!

日産「GT-R」2017年モデル/ニューヨークショー2016

匠により1台1台手組みされる「GT-R」の3.8リッター24バルブV6ツインターボエンジンは現行モデルよりパワーアップし、さらに気筒別点火時期制御を採用。最大出力565hp/6800rpm、最大467lb-ftを発揮する。

円滑なシフトチェンジと変速時のノイズ低減を実現する改良型6速デュアルクラッチトランスミッションとの組み合わせにより、中速~高速域(3200rpm以上)においてスムーズな加速を実現。

また、電子制御バルブを搭載し、軽量化にも貢献する新設計のチタン製合金マフラーに加え、アクティブ・サウンド・コントロールの採用により、これまでにない心地よいエンジンサウンドを提供している。

エンジン主要諸元

コーナリング性能が更に進化!

日産「GT-R」2017年モデル/ニューヨークショー2016

「GT-R」は発売以降、常に世界最高のハンドリングを提供してきたが、2017モデルでは、そのコーナリング性能をさらに進化させた。ボディ剛性の向上により実現した、よりしなやかで正確に動くサスペンションが、新デザインの20インチ「Y字スポーク」アルミ鍛造ホイールを装着したタイヤの接地性を上げ、高速走行時の安定性を向上させている。

さらに、同モデルは高い性能向上を実現しながら、これまでで最も快適な乗り心地を提供し、従来の高性能スーパーカーには見られない優雅さと洗練さを備えている。現行モデルよりもさらにスムーズな乗り心地を提供し、さらに吸音材・遮音構造の徹底的な見直しにより室内でのロードノイズや風切音を大幅に低減し、全ての速度域で非常に高い静粛性を実現した。

日産 エグゼクティブ・デザイン・ダイレクター 青木護氏のコメント

「日産のドライビングパフォーマンスの象徴として、『GT-R』は深化し続けます。象徴的なVモーショングリルを採用し、『GT-R』は最新の日産デザインランゲージを体現しています。そして、考え抜かれた空力性能と大幅に変更されたインテリアが、より成熟したキャラクターを同車に与えています。『GT-R』の深化はこれからも続きます。」

日産 チーフ・プロダクト・スペシャリスト 田村宏志氏のコメント

「新しい『GT-R』は、いつでも、どこでも、最高のドライビングエクスペリエンスを与えてくれる、究極の性能を追求したスーパースポーツカーです。今回、パフォーマンスの更なる向上と共に、ドライビングエクスペリエンスの新たなレベルを追い求め、広範囲の改良を行いました。最高のパフォーマンス、より洗練されたスタイリングとともに輝かしいレースの歴史を持つ究極の『GT-R』を、自信を持ってお客さまにお届けします。」

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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