2006/6/26 09:40
【F1 第9戦】スーパーアグリ、佐藤琢磨は15位完走扱いに
カナダGP決勝レースで、SUPER AGURI F1 TEAMは、フランク・モンタニーがスタート間もない3周目にリタイア。佐藤琢磨も最終周にクラッシュし、チェッカーを受けることができず、15位完走扱いとなった。
■コメント
佐藤琢磨 (15位完走扱い) 「今日のレースを完走できなかったことをとても残念に思っている。特に、スタートがとてもうまくいって、ターン1の入り口ではブレーキングを遅らせてミッドランドの2台を抜くことができていたので、本当に残念だった。不運だったのは、1台目のセーフティカー導入時にデイビッド(クルサード)が第2シケインで無理矢理僕を抜き、フロントウイングにダメージを負ってしまい、ピットインしなければならなかったことだ。その後は絶対にモンテイロの前でフィニッシュしたかったので、レースの最後まで本当に激しくプッシュして走った。特に最後のセーフティカーがコースから離れた後は、ポジションを維持するためにプッシュしなければならなかった。しかし、この頃にはすでにコースはタイヤかすや埃で汚れていて運転するのが難しい状態になっていた。ミッドランドに抜かれないように激しくプッシュし続けなければならず、わずかにラインを外れた時にグリップを完全に失ってしまい、残念ながらレースをフィニッシュできない結果となってしまった」
フランク・モンタニー (リタイア:3周目) 「今週末のスタートは素晴らしいとは言いがたかったが、チームの全員がとてもよく頑張ってくれていたので、今日のレースには初めて自信が持てていた。結局、今日は問題が発生してレースを完走できず、とても残念だったが、これもレースだ。しかし、僕たちはまだ若いチームなので、ドライビング、技術面ともに学ぶべきことは多い。毎回のレースが僕たちにとっては良い経験であることを忘れてはならない」
鈴木亜久里 SUPER AGURI F1 TEAM チーム代表 「とてもタフなレースだった。このサーキットではどんな小さなミスもレースの終わりを意味するということが改めてわかった。フランクは今週末ずっと一生懸命やってくれていたのに、このような結果になってしまい、残念だ。琢磨もモンテイロの前のポジションを維持するために常にプッシュして走り、素晴らしいレースを見せていたので、フィニッシュラインを越えられなかったことはとても残念だった。チームにとっては喜べる結果ではなかったが、マシンのパフォーマンスがとても低く、ドライビングもとても難しい状態なのに、今週末もドライバーとメカニックが力を合わせてよくかんばってくれたことについてはとてもうれしく思っている」