日本特殊陶業、FCV向け水素漏れ検知センサの販売開始

水素漏れ検知センサの外観

日本特殊陶業は3月14日(月)、燃料電池自動車(FCV) 向け水素漏れ検知センサの販売を開始した。

燃料電池自動車は画期的な次世代自動車として期待されている一方で、燃料である水素 が漏れた場合の安全確保が課題であり、水素の漏れを信頼性高く検知するセンサが重要となる。水素漏れ検知センサは、水素タンクやスタック等、燃料電池システムからのわ ずかな水素漏れを検知し、ドライバーに危険を知らせ、燃料電池への水素の供給をストッ プするためのセンサ。

同社の水素漏れ検知センサは、「熱伝導式」という新しい検知方式を採用しており、ヒー タ(検知素子)から水素が奪う熱量を計測することで水素ガスの有無を高精度に検知する ことが可能となった。また、本方式は化学反応を利用していないため、経時劣化が少 なく、起動やレスポンスが早く、振動、衝撃にも強いという特長がある。

同社では、2006 年より燃料電池自動車向けの水素漏れ検知センサの開発を進めてきたが、このたび市販される燃料電池自動車向けに販売を開始した。

製品の特長

(1)水素濃度 0.2~2.0%の範囲で計測可能 ※水素の爆発下限は 4%

(2)-30~100℃の範囲で使用可能

(3)0.6W の低消費電力

(4)2 秒の起動応答 ※電源を入れてから計測可能となるまでの時間

水素漏れ検知センサの仕組み

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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