2006/3/7 18:10
マセラティ、「マセラティ グランスポーツ MCビクトリー」世界初公開
ジュネーブ・モーターショーでマセラティの世界限定180台限定モデル「マセラティ グランスポーツ MCビクトリー」が初公開された。2005年FIA GT選手権マニュファクチャラーズカップでの「マセラティMC12」の優勝を記念し、開発・命名されたこのモデルには、マセラティ伝統のスポーツテイストが色濃く表現されている。
エンジンは、マセラティが誇る4.2L V8エンジンを搭載、400馬力の出力と452N・mの最大トルクを生み出し、最高速度は7,550rpmで290km/hに達する。
エクステリアでは、フロントフェンダーに、公式レースでアンドレア・ベルトリーニやカール・ヴェンドリンガーらがステアリングを握った「マセラティMC12」に装着されていたものと同じ、エナメル製のイタリア国旗のエンブレムが配されている。またフロント・スポイラーは、高速域でのフロントタイヤの接地性能という空力改善を命題に再設計、大型化された。その結果、「マセラティ グランスポーツMCビクトリー」は高速域において「マセラティMC12」同様の特性を得るに至り、よりダイレクトで正確なステアリング特性がもたらす高い操縦安定性を達成した。
インテリアでは、フロントやリアに使われたブルーのカーボンファイバーを内装にもふんだんに取り込んで、スポーティなスタイリングを強調している。アッパーダッシュボードやドアパネル、レーシング・カーボン・シートの中央部、またステアリング・ホイールのグリップ部には、レザーとアルカンタラのコンビネーション素材を使用。より一層スポーティなイメージを演出している。
なお、日本での発売開始は夏頃が予定されている。価格も現在のところ未定。