2006/1/30 20:39
三菱、【ジュネーブMS】出展内容
三菱は、2月28日から(一般公開は3月2日から)、スイス・ジュネーブのパルエクスポで開催される第76回ジュネーブ国際自動車ショーに、4輪インホイールモーターとリチウムイオン電池を搭載したコンパクト1BOX車のコンセプトカー『MITSUBISHI Concept-EZ MIEV*1』(EZ:「easy イージー: インテリア及び機能の快適性を表現」)と、三菱とイタリアのPininfarina S.p.A.社(ピニンファリーナ)が共同で開発したコンパクトオープンカー『コルト CZC』を世界初披露する。
『MITSUBISHI Concept-EZ MIEV』は、「インホイールモーター」(モーターを車両のホイール部に内蔵)と、エネルギー密度などの性能面で有利な「リチウムイオン電池」をコア技術とした、同社独自の次世代型電気自動車「MIEV」構想に基づき、1輪あたり最大出力20kWのアウターローター式インホイールモーター(4輪で80kW〈110ps〉)を搭載。さらに、車体中心線上にパワートレインの存在しないMIEVの特長を活かし、1,750mmの全高でありながら、低くフラットなフロアによって大型1BOX車並の室内高と広い客室スペースを実現した電気自動車である。
『コルト CZC』は、前回(2005年3月)のジュネーブモーターショーに出展したコンセプトカー『コルト クーペ カブリオレ コンセプト』の基本コンセプト、スタイリングを継承するとともに、開閉するハードトップ(ルーフ部が金属製)部分を収納するスペースを確保しながらも、2+2のシートレイアウトを実現したオープンカーで、欧州生産の『コルト』としては5ドア、3ドア(『コルト CZ3』、『コルト CZT』)に続く3番目のボディーバリエーションとなる。
そのほか、2006年春より欧州での販売を開始するピックアップトラック『L200』(タイ生産:タイ国内向商品名『トライトン』)など、17台を出品する予定である。