ブリヂストン、北米でラジアルタイヤの生産拠点を増強…総投資額は約288億円
ブリヂストン カナダ・インク(BSCA)は、ケベック州ジョリエット工場の乗用車および小型トラック用ラジアルタイヤ(PSR/LTR)の生産能力を増強することを決定した。総投資額は約2億5,000万米ドル(約288億円*)を見込んでいる。
今回の計画では、2016年着工後、2021年までの5年間で段階的に設備増強を行い、2023年には生産能力を現在の『1万7千本/日』から『2万本/日』へ拡大する予定。北米市場で需要旺盛なピックアップトラックやSUV向けの大径タイヤの生産能力を増強すると同時に、先進的な生産設備・技術の導入による生産効率の更なる向上を図り、グローバルでの競争力を高めていくとしている。
同社グループは、2015年中期経営計画において技術・ビジネスモデルのイノベーションを掲げている。今回の北米事業における生産拠点の強化により、経営の最終目標である「真のグローバル企業」「業界において全てに『断トツ』」に向けて、従来以上に競争優位性のある製品をタイムリーに供給する体制を構築していく。
* 米ドル=115円で換算
ジョリエット工場の概要
所在地:カナダ ケベック州ジョリエット
代表者:Robert Verreault
敷地面積 :約100,335平方メートル
生産品目:乗用車および小型トラック用ラジアルタイヤ
生産開始:1966年
生産能力:17,000本/日
従業員数:1,300名
この記事にコメントする