2005/7/15 18:44
東洋タイヤ、「Winter TRANPATH MK3」新発売
東洋ゴムは、ミニバン専用スタッドレスタイヤの新商品「Winter TRANPATH MK3(ウィンター トランパス エムケースリー)」を8月1日から発売する。
4人に1人が「スタッドレス製品の違いがわからない」とする独自の調査結果を元に、ユーザーが不安とするところを洗い出したところ、「積雪時やアイスバーンでのブレーキの効きやコーナーでの横滑りが不安」という縦/横のすべりが気になるという結果がでた。それを元に開発されたのが、このTRANPATH MK3。“360度スタッドレス”をコンセプトに、制動力プラス横制動を含めた全方向制動力を特徴として開発された。
特徴としては、六角形のサイプと放射状に伸びる波型サイプを組み合わせた新開発のスパイダーサイプをはじめ、ブロックのサイプ内部断面に凹凸を設けた3Dグリップサイプ、イン側のサイド部には大きなW形状と細かいギザギザのWカッターを採用。従来の横方向へのエッジとなるアーマーサイプの進化形として、センター部とイン側サイド部付近までサイプを刻んだ新形状のNEOアーマーサイプを採用。接地性や路面を問わないグリップ力を発揮するとしている。
そのほか、クルミックスゴムと新世代サイプの採用で、アイスバーンをしっかりグリップして安定したコーナリングを実現。タイヤへの負担が大きいミニバンをしっかりと支える高剛性ボディで、ブレーキングやコーナリング時のより高度な安定感のある走りを展開するとしている。
また、横方向に対するグリップ評価基準、IC MAX(ICE Cornering force of MAX)を新評価基準として設定。東洋タイヤのタイヤ設計基盤技術「T-mode」を用いたアイスコーナリング時の車両挙動のコンピューターシミュレーションと、実車での横方向に対するグリップ評価基準を新たに設定し、この2つの技術の総称をIC MAXと定義した。これによると、新製品は前モデルよりも20%の性能向上している。
発売サイズは新設定の7サイズ分を含め、合計20サイズの展開となる。