井原慶子さんが愛知県スポーツ功労者特別表彰を受賞
女性レーサーとして世界最高成績を認めらられる
10月27日、カーレーサーの井原慶子選手が「愛知県スポーツ功労者特別表彰」を受賞し、大村秀章愛知県知事より盾を贈られた。
井原選手は、2013年に『FIA世界耐久選手権(WEC)』に出場し、年間ドライバーズランキングで女性最高位となる世界22位を獲得。2014年には、『アジアンルマンシリーズ第2戦』において女性ドライバーとして初となる総合優勝、同年10月の『WEC富士』、11月の『WECバーレーン』において女性初の表彰台を連続で獲得した。
これに対し愛知県は、スポーツ顕彰規程に基づき、上記の実績や、愛知県のスポーツ推進および教育活動への功績に対して「愛知県スポーツ功労者特別表彰」を授与した。
井原選手は、愛知県のスポーツ振興の一環として、今週末愛知県新城市で行われる『新城ラリー・全日本ラリー選手権第9戦』の実行委員として運営に携わり、11月1日(日)には、同大会のメイン会場新城総合公園で行われるトークショーに登壇する。また、12月には、愛知県内で初となる女性だけのカートレースを開催する予定とのこと。
井原選手のコメント
「地元愛知県の春日井や日本の皆様に長きにわたって応援いただき、このような賞をいただけたこと大変感謝しております。技術の世界では女性が世界一になってもなかなか認めてはもらえない難しさもありましたが、今回このような賞をいただき、女性が技術分野でも活躍できる時代に変わりつつあることを感じます。愛知県は自動車産業が盛んな街ですが、これからも日本の素晴らしい技術革新を世界に発信していけたらと思います。これまで応援いただいた皆様、本当にありがとうございます。」
表彰の対象となる実績
FIA世界耐久選手権に出場され、2013年に年間ドライバーズランキングで女性最高位となる世界22位を獲得されるとともに、2014年には、アジアンルマンシリーズ第2戦において、女性ドライバーとして初優勝するなど、男女区別のないモータースポーツドライバーとして、輝かしい実績を残された。
また、グローバルな視点から、今後のモータースポーツの発展のために若い女性ドライバーの育成に力を入れ、先頭に立って指導されたり、自宅で子どもたちを対象にした英語教室を開いたりするなど、後進の育成と次世代を担うスポーツ人材の育成にも積極的に取り組まれている。
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