【MotoGP 第14戦 アラゴンGP】 ロレンソ優勝でチャンピオンシップがさらに熾烈な戦いに!
ロレンソとロッシのポイント差は9点縮まって14ポイントに!
9月27日、スペイン・モーターランド・アラゴンにおいて『MotoGP 第14戦アラゴンGP』の決勝レースが行われ、ホルヘ・ロレンソ選手(モビスター・ヤマハ MotoGP)が持ち味を存分に発揮して序盤からリードを築きあげ、必勝パターンに持ち込んで今季6勝目を挙げた。チャンピオンシップを争うライバルでありチームメイトの、バレンティーノ・ロッシ選手(モビスター・ヤマハ MotoGP)は3位で終わったため、2人のポイント差は9点縮まって14ポイントになった。
今回の勝利で、ロレンソ選手は全クラス通算60勝目を達成。また、MotoGPクラスでは、ブリヂストンでの通算88回目の表彰台(優勝38回、2位34回、3位16回)になった。これにより、ロレンソ選手はケーシー・ストーナー選手を抜いてブリヂストンで最も好成績を挙げた表彰台獲得選手となった。
決勝レース
ロレンソ選手は、ホールショットを奪うと即座にハイペースのラップタイムを刻み、2周目には同サーキットの新レコードラップとなる1分48秒120を記録。最後は2位のダニ・ペドロサ選手(レプソル・ホンダ・チーム)に対して2.683秒の差を開いて、トップでチェッカーフラッグを受けた。
一方、2列目5番グリッドからのスタートとなったペドロサ選手は、レース後半にロッシと激しいバトルを繰り広げ、最後まで一歩も譲ることなくロッシ選手を3位に抑えこんでゴールした。
今回のレースでは、上位フィニッシュ4選手が過去の総レースタイムを上回っており、選手達が周回していたペースの速さがよくわかる。ちなみに、優勝したロレンソ選手のゴールタイム41分44秒993は、過去の記録を18秒も上回っている。
今日のレース結果により、チャンピオンシップをリードするロッシ選手とロレンソ選手の得点差は4戦を残してわずか14ポイント。ランキング3位には、今日のレースで残念ながら転倒リタイアを喫したマルク・マルケス選手(レプソル・ホンダ・チーム)が183ポイントでつけている。
次の第15戦は、いよいよ日本GP。栃木県ツインリンクもてぎで、10月9日(金)午前に1回目のフリー走行が始まる。
ホルヘ・ロレンソ選手のコメント
「いつものようにスタートをうまく決めることができた。今回のレース戦略は、最初から全力で走行することだった。マルクはついてくるのが厳しそうだったので、この作戦はうまくいったと思うけれども、まさか彼が転倒するとは思っていなかった。マルクがいなくなったのを知ったときは本当にホッとした。その後もダニのペースが速く、なかなか離れてくれなかったので、最後まで全力で走り続けなければならなかったんだ。」
リザルト
(1)#99 ホルヘ・ロレンソ(モビスター・ヤマハ・MotoGP)
(2)#26 ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ・チーム)
(3)#46 バレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ・MotoGP)
(4)#29 アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ・チーム)
(5)#4 アンドレア・ドビツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)
(6)#41 アレックス・エスパルガロ(チーム・スズキ・エクスター)
(7)#35 カル・クラッチロー(CWM・LCR・ホンダ)
(8)#38 ブラドリー・スミス(モンスター・ヤマハ・Tech 3)
(9)#44 ポル・エスパルガロ(モンスター・ヤマハ・Tech 3)
(10)#68 ヨニー・エルナンデス(プラマック・レーシング)
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