【MotoGP 第11戦チェコGP】ロレンソ優勝でチャンピオン争いはさらなる混戦に!
8月16日、「MotoGP 第11戦チェコGP」の決勝レースがブルノサーキットで行われた。ポールポジションのホルヘ・ロレンソが好スタートを決めてホールショットを奪うと、最後まで一度も前を譲らずにトップでチェッカー。シーズン5勝目を挙げて、チャンピオンシップポイントでもチームメイトのバレンティーノ・ロッシに追いつき、ついに同点で並んだ。
全22周の決勝レースで、ロレンソはオープニングラップから最終ラップまで一貫してぬきんでた速さを見せつけ、2番手で追うマルク・マルケスとのギャップを周回ごとに開いていった。マルケスはロレンソから4.462秒後に2位でゴール。さらにそこから6秒背後で、ロッシが3位のチェッカーフラッグを受け、開幕戦以来全戦で表彰台を獲得してきた記録をさらにひとつ伸ばした。
今回のレース結果により、ロレンソとロッシは211点で並んでいるが、勝利数ではロレンソの「5」に対してロッシは「3」となるため、首位の座はロレンソが奪うことになった。マルケスは159点でランキング3位、4位にはアンドレア・イアンノーネが142点でつけている。
次の第12戦イギリスGPは、シルバーストーンサーキットで開催される。フリープラクティス1回目は現地時間8月28日(金)の午前9時55分にスタートする。チャンピオン争いに向けた壮絶なバトルが予想される。
ホルヘ・ロレンソ選手のコメント
「決勝レースの時間は午前よりもずっと暑くなったので、タイヤ選択について少し迷った。自分にとってベストなのは、フロント・リアともミディアムコンパウンドだと考えて、その組み合わせでレースに臨むことにした。スタートを決めて、序盤の6周で後続との差を開いた。終盤にはリアタイヤのトラクションをうまくコントロールしなければならなかったけれども、マルクよりもいいペースで走れていたのでしっかり対応できた。バレンティーノと同点で並び、マルクに差を開くことができたという意味でも、今日の勝利はとても意義が大きい」
リザルト
(1)#99 ホルヘ・ロレンソ(モビスター・ヤマハ・MotoGP)
(2)#93 マルク・マルケス( レプソル・ホンダ・チーム)
(3)#46 バレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ・MotoGP)
(4)#29 アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ・チーム)
(5)#26 ダニ・ペドロサ( レプソル・ホンダ・チーム)
(6)#4 アンドレア・ドビツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)
(7)#38 ブラドリー・スミス( モンスター・ヤマハ・Tech 3)
(8)#44 ポル・エスパルガロ( モンスター・ヤマハ・Tech 3)
(9)#41 アレックス・エスパルガロ( チーム・スズキ・エクスター)
(10)#9 ダニロ・ペトルッチ(オクト・イオダ・レーシングチーム)
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