【MotoGP 第10戦】ラスト3周で逆転!マルケス3年連続でインディアナポリスを制す!
「MotoGP 第10戦 インディアナポリス」の決勝レースが8月9日に行われ、ポールポジションスタートのマルク・マルケスとホルヘ・ロレンソの間で緊迫した争いが続いたが、最後はマルケスが強さを発揮して勝利を納めた。
マルケスがインディアナポリスで優勝するのは3年連続となり、その記録を伸ばした。また、アメリカ合衆国で開催されたレースでは7連勝目を果たした。
2位にはロレンソ、3位にはバレンティーノ・ロッシが入り、開幕以来全戦表彰台でランキング首位を維持している。
決勝レース
スタートでは、3番グリッドのロレンソがポールポジションのマルケスをおさえてホールショットを奪った。その後もロレンソが前、背後にマルケスがピタリとつける緊迫した展開で両選手は周回を重ねていく。
終盤ラスト3周でマルケスが前に出ると、少しずつペースを上げ、最後はロレンソに対して0.688秒差でトップチェッカーを受け、前戦のドイツGPに続き2連勝を達成した。
3位には、ダニ・ペドロサとの激しいバトルを制したロッシが入り、開幕以来10戦連続の表彰台となり、今回もランキング首位の座を守った。
マルケスはロレンソとの緊迫したトップ争いの最中、23周目にインディアナポリスモータースピードウェイのサーキットラップレコードを更新する1分32秒675を記録。優勝レースタイム(41’55.371)も昨年の記録を12秒更新した。
今後のシリーズチャンピオン争いはいかに
マルケスは、今回の優勝で25ポイントを加算。チャンピオンシップを139点とし、ランキング首位を維持するロッシの195点まで56点差に迫った。
2位でフィニッシュしたロレンソは、ロッシとのポイント差を4点詰めて、9点差のランキング2位につけている。
また今回の決勝レースでマルケスが優勝したことにより、ホンダはグランプリ700勝を達成した。
2週連続開催となる次の「第11戦 チェコGP」は、ブルノサーキットで開催。フリープラクティス1回目は現地時間8月14日(金)の午前9時55分にスタートする。
マルク・マルケス選手のコメント
「プラクティスと予選ではペースも良く、1分32秒台や33秒前半で安定して走れていたけれども、決勝レースではロレンソが好調で接近戦になった。ロレンソと同じペースでついて行けたので引き離されることもなく、逆に残り数周で彼の前に出てペースを少し上げ、勝利を掴むことができたんだ」
リザルト
(1)#93 マルク・マルケス <レプソル・ホンダ・チーム>
(2)#99 ホルヘ・ロレンソ <モビスター・ヤマハ・MotoGP>
(3)#46 バレンティーノ・ロッシ <モビスター・ヤマハ・MotoGP>
(4)#26 ダニ・ペドロサ <レプソル・ホンダ・チーム>
(5)#29 アンドレア・イアンノーネ <ドゥカティ・チーム>
(6)#38 ブラドリー・スミス < モンスター・ヤマハ・Tech 3>
(7)#44 ポル・エスパルガロ < モンスター・ヤマハ・Tech 3>
(8)#35 カル・クラッチロー <CWM・LCR・ホンダ>
(9)#4 アンドレア・ドビツィオーゾ <ドゥカティ・チーム>
(10)#9 ダニロ・ペトルッチ <オクト・イオダ・レーシングチーム>
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