ヤマハ、子供向け車いす用電動アシストユニットが「経済産業大臣賞」を受賞
ヤマハ発動機の子供向け車いす用電動アシストユニット「JWX-2」(20 インチ仕様)が、「第9回 キッズデザイン賞」(主催:キッズデザイン協議会、後援:経済産業省、消費者庁)の優 秀賞である「経済産業大臣賞」を受賞した。
「JWX-2」(20 インチ仕様)は、子供の健全な育成、五感や感性の発達に寄与する製品、施設、サービ ス、研究などが対象の“子供の未来デザイン 学び・理解力部門”において本年度のキッズデザイン 賞を受賞していたが、8月3日(月)に東京都内で行われた表彰式で、部門優秀賞の「経済産業大臣賞」の 受賞が発表された。
「JWX-2」(20 インチ仕様)は、身体の成長や症状の変化にあわせ微調整が欠かせない子供用車 いすに装着できる電動アシストユニット。車いすのハンドリム操作の負荷に応じて電動の補助力 が働くため、負担の大きいこぎ出しや坂道などでも、軽く、スムーズに操作が可能となる。
審査員コメント
車いすを使う子供たちの活動範囲を広げ、経験や体験の機会を増やすデザインとして社会提案 性が高いものである。自分で操作することを促しつつ、負担の大きな場所では電動アシストで補完す ることで、運動能力の維持向上につなげている。ひとりで移動できる喜びは、より広い世界を知りたい という心の発育にも好影響をもたらすはずである。多様な既存製品に取り付け可能な汎用性、経済性 から普及に貢献することが期待できる。
受賞コメント
「JWX-2」開発担当: IM 事業部 JW ビジネス部 野村真志 氏
今回の受賞は、子供たちが、「自分でこげる!自分で行ける!自分でできる!」を実感し、その喜 びを共有するデザインが評価されたとのことで、非常に価値のあることであり誇らしく思います。 使ってもらうことで自分も家族も笑顔になる。そんな子供たちの育成の一助になることを願うと同 時に、今後もみんなが笑顔になるデザインを創り続けたいと思います。
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