DS、フォーミュラE選手権におけるヴァージン・レーシングとのパートナーシップを発表
DSブランドは、FIAフォーミュラE選手権2015-2016年シーズンに先駆け、サー・リチャード・ブランソン氏が支援するヴァージン・レーシングのフォーミュラEチームと新たにパートナーシップを締結、「DSヴァージン・レーシングチーム」を発足すると発表した。
今回のパートナーシップ締結は、「DSパフォーマンス」と名付けられたモータースポーツ部門を通じ、DSブランドがレーシングカーの研究開発における高い専門知識を寄与、レースでの経験、設計など総合的な専門知識を、最高のレース戦闘能力とその先にある勝利のためにヴァージン・レーシング・エンジニアリングとともに追求していく。
ヴァージン・レーシングチーム代表のアレックス・タイは、パートナーシップについて次のように語っている。「DSブランドとの提携は、単なる2ブランドのパートナーシップ締結ではなく、FIAフォーミュラE選手権で勝利を収めるという私たちの熱意を訴える絶好のステージでもあります。さらに、ロードカーレースへの移行を支援するために、フォーミュラEでの技術開発における最前線に立つという私たちの意欲をも示すものです」
また、ヴァージン・グループのCEOであるサー・リチャード・ブランソン氏は、「ヴァージン・レーシングが素晴らしい能力を持つDSブランドのパートナーとなったことを非常に嬉しく思います。フォーミュラEは、立ち上がりのシーズンでどのチームが勝ってもおかしくない、刺激的でファンに親しみやすいレースショーを生み出すというビジョンを達成した。
今シーズンはこれを土台としてステップアップすることを楽しみにしています。新しいパートナーのDSとともに戦い、ひとつでも多くのレースで勝つことを目指します。開発された技術が量販車に採用されるのと同様、大手自動車メーカーをこのスポーツに引き込むという、フォーミュラEのもう一つのビジョンにおいてヴァージン・レーシングがリーダーシップをとることも喜ばしいことです。このパートナーシップがレーストラックのみならず、将来の電気自動車の開発の促進においても大きな成功を収めることを確信しています」とコメントしている。
さらにDSブランドのCEOであるイヴ・ボヌフォンは、「DSブランドとヴァージン・レーシングのフォーミュラE参戦はDSのブランドポジショニングとも一致しています。私たちは、アバンギャルドな技術と、よりマーケットに近いフォーミュラEの価値を共有していきます。レースによって重ねていく経験は、お客様にストレートに役立つ技術を向上させる上で重要な要因です」とコメントしている。
DSブランド
パリで誕生したフランスのブランドDSは、2014年6月1日に正式に立ち上げられ、フランスの自動車市場に再び高級車をもたらすというスローガンを掲げた。フランスの最高のノウハウにインスパイアされ、DSは1955年に発売された初代DSから受け継いだイノベーションと卓越性の価値を不朽のものにする。
自分らしさを表現するユーザーのために開発されたDSのラインナップは、DS3、DS3CABRIO、DS4、DS5、DS5LS、DS6で構成されている。素晴らしいスタイリングと細部まで行き届いた洗練さ、そして高品質な素材を特徴とするDSのラインナップは、その技術、特にDS5に搭載されたHybrid4ディーゼルエンジン・ハイブリッド車でも傑出している。
欧州ではDSストア、またはシトロエンネットワークの専用ショールームのみで販売されるDSだが、中国では独自の販売網を持っている。DSは、お客様にとって製品のみならず、専用プレミアムサービスやDSプリヴィレッジクラブなどのサービスを含むブランドエクスペリエンスを象徴するものとなった。DSブランドは誕生以来、すでに55万台以上を販売している。
ヴァージン・グループ
ヴァージンはリーダー的な国際投資グループであり、世界で最も有名で評価の高いブランドのひとつ。1970年にサー・リチャード・ブランソン氏が創設したヴァージン・グループは、携帯電話、旅行、金融サービス、レジャー、音楽、レクリエーション・健康推進などの分野で成功しているビジネスを拡大し続けてきた。ヴァージンの社員数は55,000人を超え、事業は50カ国以上にわたり、2013年の世界でのブランドの売り上げは150億ポンド(240億ドル)に上る。
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