パイオニア、LTE通信モジュールを搭載したミラー型テレマティクス端末を発売
多様なクラウドソリューションとの連携が可能に
パイオニアは、LTE通信モジュールを搭載したミラー型テレマティクス端末を発売(7月予定)し、次世代型法人車両ソリューション向けに提供を開始するとともに、同社の業務用車両向けテレマティクスサービス「ビークルアシスト」に対応すると発表した。
パイオニアは、車両空間における「総合インフォテインメント」のリーディングカンパニーを目指し、今後広がりが予想されるコネクテッドカーに向けて“次世代車載機器”と“クラウドサービス”の開発・提案を行っていく。
本機は、高速・大容量・低遅延のLTE回線を使って常時ネットワークに接続しており、クラウドサービスを活用した業務指示や車両の動態管理をリアルタイムで行うことができる。
広角車載フロントカメラを内蔵しているので、ドライブレコーダーとして使用できるほか、独自の画像センシング技術によるレーン移動検知/前方車両発進検知や、GNSS(全地球型測位システム)による自車位置の捕捉、内蔵センサーによる危険運転検知などの運転支援サービスでドライブをサポート。
車のバックミラーに簡単に取り付けられ、大がかりなシステム構築を必要としないので導入コストを抑えることができるとともに、お客様独自のサービスをアプリケーションとして搭載し、ネットワーク経由で機能の拡張やバージョンアップができるなど、幅広い業務用途での活用が可能となっている。
同社が今春より本格的に展開している業務車両向けテレマティクスサービス「ビークルアシスト」の端末として使用すれば、動態管理に加え、日報・走行軌跡レポート・運転評価レポートの作成やドライバーへのメッセージ送信・読み上げなど、より高度な“運行管理”と“運行支援”サービスを提供していく。
ミラー型テレマティクス端末の主な特長
1)LTE通信モジュールを搭載し、リアルタイム動態管理を実現
NTTドコモのLTE回線を使って常時ネットワークに接続しているので、クラウドサービスを活用したリアルタイムな車両、動態管理が可能となっている。運行の効率化、指示伝達の徹底を図って運行をサポート。また、カメラ映像のアップロードによる遠隔での状況確認など次世代型テレマティクスサービスへの活用が可能。
3)ハーフミラータイプの5型静電式タッチパネル付き液晶を搭載し、幅広い車種への取付が可能
ダッシュボードの形状や取り付けスペースなどの制約を受けることなく、車のバックミラーに簡単に取り付けられる。本機に搭載した5型静電式タッチパネル付き液晶ディスプレイ上で、運転支援告知、業務指示メッセージなどさまざまな情報の表示や、動態情報の操作が可能です。ハーフミラータイプなので、情報を表示しない時には全面 をバックミラーとして使用できる。別売のバックカメラを接続してバックカメラのモニターとしての使用も可能。
4)GNSS(全地球型測位システム)、ジャイロ/加速度センサーを内蔵
GNSSにより、精度の高い自車位置を得ることができます。また、内蔵センサーで運転の挙動を検知し、安全運転支援に活用できる。
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