スズキ、東南アジアの販売網強化へマレーシアのプロトン社と協業

スズキモデルのKD部品の供給に合意

スズキ

スズキ株式会社は、マレーシアの国民車メーカー「プロトン社」と協力関係を進めることに合意し、本日協業の覚書と技術援助契約を締結した。

現地マレーシアにて、プロトン社マハティール会長(マレーシア元首相)とDRBハイコム社サイド・モハマド会長出席のもとに、プロトン社ハリスCEO(最高経営責任者)、DRBハイコム社ラジフCOO(最高執行責任者)、スズキ株式会社会長兼社長鈴木修の3名により調印式を執り行った。

協業の第一段階として、スズキがスズキモデルのKD部品をプロトン社に供給。プロトン社は自社工場でプロトンバッチにて生産を行いマレーシア国内の販売網で販売していく。

まず小型乗用車1車種のKD部品を供給し、2016年夏頃よりプロトン社のタンジュンマリム工場で生産を開始する予定である。他のスズキ車種については今後検討していくという。

また、将来的には、エンジン・トランスミッションの供給を行い、プロトン社独自開発モデルへの搭載も計画していくという。

今回の合意について、スズキの鈴木会長は「従来スズキは、スズキブランドで独自に販売を行っていた。この度プロトン社と協業することにより、マレーシア市場で、総合的に両社の相乗効果を発揮していきたい」と語った。

「プロトン社」は1983年に設立されたマレーシアの第一国民車メーカーで、2014年販売台数は約116,000台、国内シェアは約17%。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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