スバル「インプレッサスポーツ」アイサイト以外にも見るべきものがある車 【ピックアップ!カーソムリエレポート】

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カーソムリエ検定に合格した『カーソムリエ』が、話題のクルマを実際に試乗して書いたレポート。それがカーソムリエレポートです。

本日はスバル「インプレッサスポーツ」をピックアップしてお届けいたします!

▼アイサイト以外にも見るべきものがある車(カーソムリエ muchachoさん)

▼いい車。G4 or スポーツはお好みで(カーソムリエ kazuさん)

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スバル「インプレッサスポーツ」

2015年11月に改良され、運転支援システム「アイサイト(ver.3)」が採用された。エクステリアはフロントフェイスを刷新することでよりスポーティーな印象を向上。インテリアには、金属調の加飾を加えることで質感を高めると共に、情報デバイスを充実させ先進感を高めた。エンジンは水平対向4気筒 DOHC「1.6リッター」と「2リッター」をラインナップしている。

アイサイト以外にも見るべきものがある車(カーソムリエ muchachoさん)

スバル インプレッサスポーツ 2.0i アイサイト アクティブ スタイル[特別仕様車]
スバル インプレッサスポーツ 2.0i アイサイト アクティブ スタイル[特別仕様車]スバル インプレッサスポーツ 2.0i アイサイト アクティブ スタイル[特別仕様車]

総合評価:3.4/5.0

外観デザイン:3.0/5.0

インテリア:3.5/5.0

走りやすさ:3.7/5.0

-オススメポイント-

2.0i-S アイサイトに試乗しました。Cセグメント車としては車体が大きくなったので特筆するほどではありませんが、後席は広くて快適性が高いと感じました。

前席にも乗ってみますと小型車の常ではありますが、後席よりもさらに快適でした。荷室の奥行は80cmほどあり、横幅も十分あるので、4人乗りで旅行に出掛けることに何ら問題のない空間が備わっていることが判りました。

富士重工の自然吸気エンジンは評判が良くなかったのですが、インプレッサのFB20エンジンは十分に力が感じられ、音も悪くないです。

リニアトロニックと呼ばれるCVTのフィーリングも良く、走行性能には文句がありません。アイサイトは前走車追従機能を使っただけですが、滑らかで良いものでした。

-乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか?-

違った。

理由:富士重工のエンジンは、ターボが付いているものだけは悪くなかったのですが、FB型になった現在、自然吸気も悪くないと思えるようになりました。

-不満点-

ブレーキの効きが良くないのは従前の富士重工のクルマの悪いところで、そのフィーリングをまだ持っていました。大きいホイールを装着するのなら、それに応じた径のブレーキを装備してもらいたいと思います。1.6リッターモデルにはアイサイトを装着できません。

-運転後の感想について-

インプレッサはスポーツイメージを捨てて乗り心地の良いファミリーカーになりました。アイサイトなどの安全対策装備を全車に装着できるようになれば、さらに魅力が高まると思います。

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いい車。G4 or スポーツはお好みで(カーソムリエ kazuさん)

スバル インプレッサスポーツ 2.0i アイサイト アクティブ スタイル[特別仕様車]
スバル インプレッサスポーツ 2.0i アイサイト アクティブ スタイル[特別仕様車]スバル インプレッサスポーツ 2.0i アイサイト アクティブ スタイル[特別仕様車]

総合評価:3.8/5.0

外観デザイン:3.4/5.0

インテリア:3.9/5.0

走りやすさ:4.0/5.0

-オススメポイント-

【外観】

インプレッサは5ドアの「スポーツ」とセダンの「G4」があり、グレード構成も価格もみんな同じという車である。試乗したのは、2.0リッターのスポーツ。アイサイト装着モデルだ。ちなみに、その下に1.6リッターの設定もある。

スポーツは、全長4420mmと、セダンのG4より165mm短く、ぎゅっと締まった感じで塊感がある。日本で使うにはベストサイズだろう。鷹の目のようなヘッドライトとスバルでおなじみのヘキサゴングリル、バンパーも彫が深く、精悍な顔つきをしている。5ドアのボディスタイルは平凡ながら、ショートノーズビッグキャビンタイプのスタイリングは、セダンよりまとまっている。足がしっかり地に付いたどっしりした構えなので、骨太な印象だ。個人的には、インプレッサ自体がいい車なだけに、もう少しデザイン面で頑張って欲しかったなあと思う。

【内装】

スバルの内装はどれも同じような印象を受ける。奇を衒ったところがなくオーソドックスで、デザイン的な特徴もないけれど、ずっと座ってると居心地が良くて、すべてがしっくりくる。これはスバルの真面目さゆえだろう。操作系の配置や操作性も良く、違和感を感じるところが何もない。インプレッサのインパネを見ていると、私はなぜかGショックを思い出す。丈夫でしっかり作られた、使い勝手の良い道具といった印象だ。室内スペースも上々で前席、後席ともに不満は出ないだろう。スペアタイヤがない分、スペースに余裕ができリアの荷室スペースは広い。

【走り】

スバルの水平対向エンジン+フルタイム四駆は、完成度が高く、物理的特性から見ても優れている。重心が低く、足回りも強くコシがあり、直進もコーナリングも安定感が極めて高い。骨太で素性が良いから、エンジンがハイパワーじゃなくても車としての良さを存分に味わえる。2.0リッターエンジンは、150psと20kgmとそこまでパワフルなエンジンってわけじゃないが、むしろこういう標準的なエンジンの方がスバル車の良さがわかりやすい。

スバルの車は、外観も内装も簡素だけれど、本来お金をかけてちゃんと作るべきところをしっかり作っていて好感が持てる。トヨタのように、わかりやすい商品力を高めて、その車以上の価値を持たせることに長けているメーカーもあれば、スバルのようにそのへんがやたら下手だけど、真面目な車作りをしていることが、車そのものから伝わってくるメーカーもある。こういう安い車でもちゃんと走りの性能に手を抜かないのがスバルのいいところだ。

-乗る前と乗った後、クルマのイメージは同じでしたか?-

同じ。

-不満点-

外観、内装に華がないのがもったいない。車自体は抜群にいいのに、それをわかってもらう前段階で客の食いつきが良くないから、結局良さが知れ渡らない。スバルはもう少し魅せることを頑張ってもいいと思う。これだけ真面目に良い車を作るんだから、外見が今以上に魅力的だったら相当すごい車になる。

-運転後の感想について-

スバルの車は外観も内装もいま一つパッとしないが、走りはどれも抜群に良い。それは、スバルというメーカーが「スポーツ性能」を自分の会社の特徴ととらえ、力を入れているからというのが一番大きいだろうが、これだけどの車も素性が良いとなると、そもそもの物理特性の良さを考えずにはいられない。

水平対抗エンジンの重心の低さや左右対称のバランス、フルタイム四駆の強靭な足腰、それを支える強いボディ、これらの組み合わせは、エンジン性能に頼らずにも基本性能の高い車を作るにはもってこいの組み合わせなのかもしれない。やはり車は、どんなに頑張っても物理の力にはかなわないし、技術でねじ伏せようとしても限界があるのだろう。だったら、物理特性の良い車をベースに作った方が、いい車が出来る可能性は高くなる。スバルは、そもそもが良いからこそ、見た目の商品力が弱くてもいい車となるのだろう。

200万クラスの車購入を考える場合、インプレッサスポーツはオススメの1台と言える。これだけ素性が良く、これだけの走行性能を持ち合わせていながら、200万そこそこで買えるというのはバーゲンセールだ。もう少し華があれば言うことなしなんだけど、そういう大衆に気軽に迎合しない無骨さもまた、スバル車の魅力なのかもしれない。G4かスポーツかは、完全に好みでいいと思う。どっちもいい車なのは変わりない。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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