新型「レンジローバー・スポーツ SVR」がペブルビーチでワールドデビュー

ランドローバー「新型 レンジローバー・スポーツ SVR」

ランドローバーの史上最も速くパワフルな新型モデル「レンジローバー・スポーツ SVR」が、8月14日、米国カリフォルニア州ペブルビーチでワールドデビューした。同車は、今後ランドローバーおよびジャガーのハイパフォーマンスモデルにのみ使用される「SVR」という称号を冠した最初のモデルである。

ランドローバー「新型 レンジローバー・スポーツ SVR」

「レンジローバー・スポーツ SVR」の0-100km/h加速はわずか4.7秒(0-60mph加速は4.5秒)で、電子リミッター付最高速度は260km/h(162mph)を発揮する。また、ニュルブルクリンク北コースのラップタイムは8分14秒を記録し、量販型SUVとしては最速の1台となった。この記録は「レンジローバー・スポーツ SVR」のパフォーマンスの高さを証明している。

ランドローバー「新型 レンジローバー・スポーツ SVR」

5.0リッターV8スーパーチャージドエンジンは、燃費効率を犠牲にすることなく、最高出力550PS、最大トルク680Nmを発生し、「レンジローバー・スポーツ」に比べ、それぞれ40PS、56Nmパワーアップしている。また、先進的なZF製8HP70 8速オートマチックトランスミッションと、4WDシャシーは最適化が図られ、天候条件に関わらず驚異的なパフォーマンスが発揮できるよう補完する。

ランドローバー「新型 レンジローバー・スポーツ SVR」

「レンジローバー・スポーツ SVR」には、電子制御式バルブを備えた2ステージアクティブエグゾーストシステムを、ランドローバーとしては初めて搭載。このシステムは、サウンドクオリティ、パフォーマンス、美的感覚を最適化し、安定したドライビング時の洗練性に悪影響を与えることなく、高回転域に達したときはレーシングカーを髣髴させるエンジン音を響かせる。

ランドローバー「新型 レンジローバー・スポーツ SVR」

また、レンジローバー初となるパフォーマンスを最適化させたコンチネンタル社製「SportContact 5」タイヤ(サイズ:295/40 R22)と22インチのアロイホイールをオプション設定した。また、標準装備では、新たにデザインされた21インチのアロイホイールとオールシーズンタイヤ(サイズ:275/45 R21)が用意され、並外れたオールテレイン走破能力を発揮する。

※タイヤラインアップは市場によって異なる

人目を惹くエクステリア・インテリア

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エクステリア・デザインも改良を施し、人目を惹くようなインパクトを与えると同時に、冷却効率と空力的効率の改善も実現している。専用スポーツシートを採用したオリジナルのインテリアは、視覚的に差別化しているだけでなく、乗員の着座姿勢を確実に安定させる。

ランドローバーのスペシャルオペレ―ションズ部門マネージングディレクター、ジョン・エドワーズ氏は「『レンジローバー・スポーツ SVR』は、ベースとなる『レンジローバー・スポーツ』の卓越したオンロード/オフロード能力を備えつつ、最先端のデザインを取り入れた、自然な形の進化形です。『SVR』の心躍る性能は、特に高いレベルを求めるお客様にも満足していただけることでしょう。ランドローバーのスペシャル・ビークル・オペレーションズが特別に開発し、あらゆる面を徹底的に改良したことによって完成したこのプレミアム・モデルは、隅々まで際立っています。そして、快適性、洗練性、オールテレイン走破能力に影響を与えることなく、ダイナミック性能が次なるレベルに引き上げられています。『レンジローバー・スポーツ SVR』は、まさに世界で最も有能な高性能SUVといえるのです。」と語っている。

軽量かつ堅牢なオールアルミニウム製車体構造を採用

「レンジローバー・スポーツ SVR」は、新型「レンジローバー・スポーツ」の成功を経て登場したモデルである。「レンジローバー・スポーツ」は、このセグメントにおいて世界初となるオール・アルミニウム製モノコック・ボディを採用したことで、先代モデルより39%軽量化し、強靭かつ堅牢でありながらも軽量という理想的な構造を実現した。「レンジローバー・スポーツ SVR」は「レンジローバー・スポーツ」をベースに開発しており、レンジローバーが世界で高い評価を得ている洗練性、ラグジュアリーさ、オフロード能力を継承しながら、軽量かつ堅牢なオールアルミニウム製車体構造の潜在能力を最大限に発揮する。

「レンジローバー・スポーツ SVR」は、フルタイム4WD機構と、険しい地形にも対応できるローレンジを含む2速トランスファーボックスを備え、トルク配分は50:50(フロント/リア)となっている。さらに、2種類の車高から自動的に最適な高さに変更する改良版エアサスペンションシステムや、地形に合わせて自動的にプログラムを選択する画期的な次世代オールテレインレスポンス2システムも採用している。

軽量アルミニウムサスペンションは完全独立懸架型で、前輪には広く間隔をとったダブルウィッシュボーン式サスペンション、後輪には先進的なマルチリンク式サスペンションがレイアウトされている。最も過酷な条件にも対応できるようにするため、ホイールトラベルはクラストップの前輪260mm、後輪272mm、ホイールアーティキュレーションは驚異的な546mmが確保されている。

「レンジローバー・スポーツ」と同様、ウェイドセンシングTMを搭載。この革新的な技術は、渡河時の水深情報を知らせるもので、水深限界850mm。また、牽引能力は最大3,000kgを誇っている。

「レンジローバー・スポーツ SVR」は、ジャガー・ランドローバーのスペシャルビークルオペレーションズによって開発されており、今後のすべての「SVR」モデルは、その名を冠するのに相応しい厳格な性能基準を満たしたものとなる。「レンジローバー・スポーツ SVR」は既存モデルと並行して製造され、ランドローバー正規ディーラーで販売される。レンジローバー・スポーツは2005年に発売され、現在まで50万台以上が生産されている。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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