MotoGP 第10戦、M.マルケスが10連勝!2位ロレンソ、3位ロッシ。シリーズ後半戦に突入

優勝したマルク・マルケスと3位フィニッシュのバレンティーノ・ロッシ/2014 MotoGP 第10戦 インディアナポリス

シーズン後半戦の口火を切った『2014 MotoGP 第10戦』が8月10日、アメリカ・インディアナポリスモータースピードウェイで開催された。M.マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)が優勝。アメリカ合衆国が誇るモータースポーツの聖地で、開幕10連勝を達成した。

ポールポジションのマルケスは、スタートでやや出遅れてしまい、1周目を終えた時点では4番手につけていた。その後の周回でもしばらくはトップ集団の様子を冷静に見極めながら、11周目についにトップへ浮上。やがて少しずつ後続との差を開き、最後は1.803秒のリードを築いてチェッカー。開幕戦以来、無敵の10連勝を達成した。2位はJ.ロレンソ(モビスター・ヤマハ MotoGP)。序盤周回にトップ集団の先頭で走り続けたV.ロッシ(モビスター・ヤマハ MotoGP)は3位でフィニッシュした。

マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)/2014 MotoGP 第10戦 インディアナポリス

決勝日のコンディションは、路面、気温ともこのレースウィークで最高に達し、レーススタート時の路面温度は48℃だった。とはいえ、この路面温度は選手たちのタイヤ選択に大きな影響を及ぼすことはなく、それぞれ9日のプラクティスと同様のタイヤでレースに臨んだ。フロントタイヤに関しては、D.ペドロサ(レプソル・ホンダ・チーム)とD.ペトルッチ(オクト・イオダレーシング・チーム)の2名がハードコンパウンドを選択した以外は、全員がミディアムコンパウンドを使用した。リアタイヤは、ほぼ全陣営がそれぞれの硬めコンパウンドを装着。ホンダとヤマハのファクトリーオプション勢はハードコンパウンド、ドゥカティとオープンカテゴリーの選手たちは、ミディアムコンパウンドのタイヤを装着した。ファクトリーオプションのA.バウティスタ(Go&FUNホンダ・グレシーニ)のみ、柔らかめ選択肢のミディアムコンパウンドでレースに臨んだ。

レイアウトと路面に改修が施された今年のインディアナポリスモータースピードウェイは、理想的といっていい路面状態で、決勝レースを完走した15選手中10名がレースの後半周回で自己ベストタイムを記録した。

マルケスは今回の勝利で開幕以来の10連覇を達成したことにより、完全無欠の250ポイントを獲得。ランキング2位のペドロサに89ポイント差を開いた。ランキング3位のロッシとペドロサの差はわずか4ポイントで、ここは激しい戦いが続いている。

2週連続開催となる次戦の第11戦は、チェコ共和国のブルノサーキットで8月15日(金)から走行が開始される。

マルク・マルケス選手のコメント(レプソルホンダチーム)

「厳しいレースだった。路面温度は昨日よりも高かったので序盤は少し手こずってしまい、タイヤのフィーリングが良くなるまでバレンティーノの後ろにつけていた。フロントタイヤがいいかんじで作動してくれるようになった頃合いにペースを上げて、後ろとの差を開いていった。引き離すのは難しかったけれども、最終的に25ポイントを獲得できてよかった」

リザルト

(1)【No.93】マルク・マルケス/レプソル・ホンダ・チーム

(2)【No.99】ホルヘ・ロレンソ/モビスター ヤマハ MotoGP

(3)【No.46】バレンティーノ・ロッシ/モビスター ヤマハ MotoGP

(4)【No.26】ダニ・ペドロサ/レプソル・ホンダ・チーム

(5)【No.44】ポル・エスパルガロ/モンスター・ヤマハ・テック3

(6)【No.38】ブラドリー・スミス/モンスター・ヤマハ・テック3

(7)【No.4】アンドレア・ドヴィツィオーゾ/ドゥカティ チーム

(8)【No.35】カル・クラッチロー/ドゥカティ チーム

(9)【No.45】スコット・レディング/ゴー・ファン・ホンダ・グレシーニ

(10)【No.7】青山 博一/ドライブ・M7・アスパー

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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