ホンダ、「フィット」／「ヴェゼル」のHVモデルに計17.5万台リコール

ホンダは7月10日、「フィット」・「ヴェゼル」計175,356台のリコールを発表した。不具合の部位（部品名）は原動機（エンジン制御コンピューター）である。

エンジン制御コンピューター（ECU）のプログラムが不適切なため、ECUが検知し学習しているクラッチ推定摩擦特性と実クラッチ摩擦特性がずれた状態で、EV走行モードでの走行中にモーター駆動でエンジンが始動した際、モーターから過大な駆動力が発生することがある。そのため、運転者が意図せず車速が一瞬増加する恐れがある。

また、エンジン走行モードでの停車中にシフトレバーをDまたはRに操作して発進する際のギヤの噛み合い動作の間や、EV走行で急勾配の坂道にゆっくり進入し、一時停止してエンジンが始動した時、アクセルペダルを強く踏み込んでいると、モーターから過大な駆動力が発生することがある。そのため、車両が急発進する恐れがある。

その為、エンジン制御コンピューターを対策プログラムに書き換える改善措置を行う。

リコール届出番号：3391

自動車使用者及び自動車分解整備事業者に周知させるための措置

・使用者：ダイレクトメール等で通知

・自動車分解整備事業者：日整連発行の機関誌に掲載

・改善実施済車には、運転者席ドア開口部のドアストライカー付近に No.3391のステッカーを貼付する

対象車の製作期間

フィット：平成25年7月17日～平成26年7月1日のもの

ヴェゼル：平成25年12月5日～26年7月1日のもの

※対象範囲の一部には、改修対象でない車両も含まれるので、詳細に関しては販売会社などに要問合せ