日産、新型1トンピックアップトラック「NP300ナバラ」を世界初公開
日産は、タイ・バンコク市内で、新型1トンピックアップトラック「NP300 ナバラ」を世界初公開した。
日産ピックアップの12代目となる新型「NP300 ナバラ」は、日産の80年におよぶピックアップトラックのノウハウと、信頼性を基に開発した。セグメント初となる多くの先進技術の搭載に加え、これまでにない快適性や利便性をユーザーに提供することにより、ビジネスユースからプライベートまであらゆるユーザーのニーズに応える。
また、「NP300ナバラ」は、各市場のニーズに合わせ、標準ボディ、ワイドボディやキングキャブまたはダブルキャブ、そして四輪駆動、二輪駆動など、ボディタイプとパワートレインを幅広く揃えたモデルとなっている。
同車は、今回のタイでの生産、輸出の開始を皮切りに、今後グローバル180か国以上での販売を予定している。
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日産特有のデザインDNAを維持しながら更に進化したデザイン
新型「NP300ナバラ」の特長は、優れた燃費性能、加速性能、高い操作性、強い耐久性、タフで力強いデザインである。日産特有のデザインDNAを維持しながら、よりスポーティでエモーショナルな表現を追求。サイドビューは、高いウエストラインと特徴的な黒色を配色したBピラーにより作り出された滑らかなシルエットを特徴としている。
表面にダイナミックな凹凸のあるドア部分は、彫刻的なフェンダーとともに力強く頼もしい外見を表現している。また、グリルからフード、そしてフロントフェンダーへと流れる日産の特徴的な「Vモーション」グリルは、スムーズでダイナミックなキャラクターラインを作り出している。
「NP300ナバラ」は、LEDデイタイムランニングライトとブーメラン型LEDランプの採用により、更にその外見上の魅力を向上。また、クロムメッキのウエストラインモールとウィンカー内蔵ドアミラーなども外観上の特徴を引き立てている。
SUVに着想を得た機能を追加
またインテリアは、センターパネルから立体感のある重厚なドア部分まで続く緩やかなカーブを描いたダッシュボードが、広々と感じることができる空間を演出している。更に、直観的な人間工学デザインと高品質素材の採用及び改良、視認性の向上に加えて、乗降をし易くしたことで、ユーザーは日産の強みであるSUVのような感覚で乗ることができる。
日産のチーフ プラニング オフィサーのアンディ・パーマー氏は「日産が1934年に最初のピックアップトラックを発表して以来、世界中で1,400万人以上のお客さまが家族や仕事仲間との移動や荷物の運搬のために、時には過酷な状況下で、日産のピックアップを頼りにしてくださいました。ピックアップは、お客さまのコミュニティにとって欠かせないものであり、他のどのタイプのクルマよりも幅広い能力が求められるものです。素晴らしいピックアップを開発するのは簡単なことではありません。しかし、私たちは最高のピックアップを作るため、この新型『NP300ナバラ』に、80年の間に培ったピックアップに関するノウハウと、さらなる快適性、利便性、そしてSUVに着想を得た機能を追加しました。」と語っている。
改良型の2.5L DOHC直列4気筒ディーゼルエンジンと2.5L直列4気筒ガソリンエンジンをラインナップ
「NP300ナバラ」のパワートレインは、クラス最高レベルの燃費と排出ガス性能を実現しながら、セグメントリーダーの性能を誇るダイナミック・コントロール・ブレーキシステムを採用し、高出力と優れた加速も実現できるように開発している。
改良型の2.5L DOHC直列4気筒ディーゼルエンジン(YD25DDTi)または2.5L直列4気筒ガソリンエンジン(QR25DE)をラインナップ。
「YD25DDTi」エンジンの最大出力は140kWと120kW/3,600rpm、最大トルクは450Nmと403Nm/2,000rpmで、電動アクチュエーター付きターボチャージャーにより過給圧が増大する。燃費は現行モデルから約11%向上。
x4システム搭載車は、VDC(ビークルダイナミクスコントロール)機能も採用し、アクティブ・ブレーキ・リミテッド・スリップ(ABLS)、ヒルスタートアシスト(HAS)とあわせ、4x4機能と安全性を向上させている。
「NP300ナバラ」のトランスミッションは、7速オートマチックまたは6速マニュアルから選択可能。7速オートマチックトランスミッションは、低速での燃費の良さに加えて加速性能の向上、幅広い速度域を実現するためのギア比の拡大、滑らかな加速とギアチェンジを実現している。
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