富士通テン、「第46回 市村産業賞」貢献賞を受賞

富士通研究所と富士通テンは、公益財団法人 新技術開発財団が主催する「第46回市村産業賞」において「ドライバーの安心・安全を支える全周囲立体モニタの実用化」で「貢献賞」を受賞した。

受賞技術は、ドライバーの視界を補助する周辺監視システム「マルチアングルビジョン」として富士通テンが提供し、自動車メーカーが採用しているものである。新技術開発財団では、日本の科学技術の進歩、産業の発展に顕著な成果をあげ、産業分野の進展に多大な貢献をされた個人またはグループを表彰する市村産業賞を定めている。

受賞者および受賞技術

◇市村産業賞 貢献賞 受賞者

市村産業賞は、優れた国産技術を開発することで産業分野の発展に貢献・功績のあった技術開発者またはグループを表彰する権威ある賞。なお、贈呈式は、2014年4月18日(金)にホテルオークラ東京にて行われる。

<受賞者>

水谷政美(株式会社富士通研究所 メディア処理システム研究所 主任研究員)

清水誠也(株式会社富士通研究所 メディア処理システム研究所)

亀田和昌(富士通テン株式会社 AS技術本部Viewシステム技術室 室長)

<案件名>

ドライバーの安心・安全を支える全周囲立体モニタの実用化

◇受賞技術

これまでも自動車の後方発進時の対人事故軽減やドライバーの駐車サポートを目的とした車載カメラモニタシステムが製品化されていたが、さらなる安全・安心を目的として、より広い視野で死角なく表示できる技術が求められていた。

受賞者らは、従来製品の技術とは異なり、3次元グラフィックス処理技術を用いる斬新なアプローチによって、4台の車載カメラの映像から車両周辺だけでなく遠景まで含む広範囲の状況を360度、立体感のある全周囲立体映像として合成し、ドライバーが見たい方向から自由に滑らかに視点を動かしながら表示できる「全周囲立体モニタ技術」を開発した。

本技術により、従来製品では不可能だった広い視野と周囲の物体の視認性向上が実現でき、周囲の物体と車両の関係を適切な視点位置から分かりやすく表示することが可能となる。特に、交差点での巻き込み確認や車線変更での後方確認など、新たな運転支援画面の生成に役立ち、ドライバーの安全運転を一層効果的に支援する。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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