ランドローバーから2つの“Autobiography”モデルがレンジローバーイヴォークに新登場
ランドローバーは、レンジローバーイヴォークの2015年ラインアップに、初めて“Autobiography”の名を冠した2つの新型モデルを導入する。
最上位モデルとなるラグジュアリーな「Autobiography」と、285PSを発生するターボチャージドエンジンを搭載、パフォーマンスの向上とよりシャープなハンドリングのため最適化が図られたシャシーを採用し、いっそうパワフルかつ俊敏な「Autobiography Dynamic」の2モデルとなっている。
既存コネクテッドカーテクノロジーを強化したランドローバーの「InControl Apps」もレンジローバーイヴォーク全モデルに初搭載される。世界初のInControl Appsを使用すると、車内用に最適化された最新のスマートフォン用アプリがタッチスクリーンに映し出しされ、普段のルック&フィールでの操作が可能。ユーザーは、ランドローバーの「InControl Apps」を自身のスマートフォンにダウンロードし、専用のUSBポートに差し込むとレンジローバーイヴォークのタッチスクリーンと同期し、アプリが更新されるたびに新しいコンテンツを使用することが可能となる。
この新しいインカーテクノロジーは、オーナーが使用しているスマートフォンと同じルック&フィールを車内のタッチスクリーンで実現するという利便性と親和性をもたらし、レンジローバーイヴォークの既存インフォテインメントシステムを補完する。
同2モデルがジュネーブモーターショーにてワールドデビューを飾るにあたり、ランドローバーのプログラムディレクター、マーレイ・ディーチェ氏は次のように述べている。「ランドローバーInControl Appsの導入は、新たにイヴォークシリーズの最上位に位置するAutobiographyとAutobiography Dynamicの登場と相まって、レンジローバーイヴォークの中核的な強みを昇華させ、既に成功を収めているラインアップのコネクティビティ、デザイアビリティ、ラグジュアリー、ダイナミック性能にさらなる向上をもたらしました。」
AutobiographyとAutobiography Dynamicは、ダイナミックなボディスタイル、新設計のプレミアムグリル、フロントのロアバランス、ひかり輝くヘッドライトとテールランプ、そして20インチの鍛造アロイホイールを採用し、大胆なデザインを具現化している。
レンジローバーイヴォークDynamic全モデル向けに、新たに鮮やかなプレミアムメタリックペイントのエクステリアカラー、「フェニックス・オレンジ」が追加される。
また、Autobiographyのインテリアには、ラグジュアリーで贅沢なレザートリムが6種類のカラーより選択可能。一方、Autobiography Dynamicは、ダイナミックかつレザーをふんだんに使ったインテリアに、スポーツまたはプレミアムクライメートシートを組み合わせ、4色のカラーより選択が可能となっている。
ランドローバーデザインディレクター兼チーフクリエーティブオフィサーのジェリー・マクガバン氏は次のように述べている。「レンジローバーイヴォークに新たに導入されるAutobiographyは当然の進化であり、通常はより大型で高価なモデルで提供されるラグジュアリー感を、プレミアムコンパクトSUVで実現しています。」
Autobiographyは、レンジローバーイヴォークのパワフルで優れた燃費の240PSガソリンエンジンまたは190PSディーゼルエンジンより選択可能で、ZF社製9速オートマチックトランスミッション(AT)と4WDが標準で組み合わされている。
ドライビングの楽しみをさらに高めるAutobiography Dynamicのステアリングには、直進走行感(オンセンター感)のさらなる精度向上ために特別なチューニングが施され、シャシーはサスペンションジオメトリが改善され、固めに設定されたスプリングレートとキャリブレーションし直されたアダプティブダンパーが、俊敏性と曲がる際の反応を向上させている。
Autobiography Dynamicの最適化されたパフォーマンスを存分に体験できるよう、ランドローバーのエンジニアチームはフロントブレーキに350mm径のディスクやトルクベクタリングバイブレーキング(TVB)を採用。これにより、全輪に作用しアンダーステアを抑え、路面がハイグリップ状態でも作動し、いっそう俊敏で即応性に優れたハンドリング特性を実現している。
2011年の発売以来、レンジローバーイヴォークは、157もの国際的な賞を受賞。同車は、これまで世界で270,000台の販売台数を記録していると共に、ランドローバー史上最速のペースで販売されているモデル。
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