三菱、eKシリーズ第2弾となるスーパーハイトワゴンタイプ 新型『eKスペース』を発売
三菱自動車は、新型『eKワゴン』『eKカスタム』に続き、新型eKシリーズ第2弾となるスーパーハイトワゴンタイプの新型『eKスペース』を、2月13日から発売を開始した。価格は、1,224,300円~1,775,550円(消費税込)となっている。
新型『eKスペース』は、“「いい軽」(eK=excellent K-car)を創ろう”と2001年に開発した初代『eKワゴン』に込めた想いはそのままに、今の時代に求められる「いい軽」を追求し、現在の軽乗用車の30%以上を占めるスーパーハイトワゴン市場に、三菱自動車として満を持して投入するモデルである。
「快適」「便利」「安心」をキーワードに、軽自動車の限られたスペースを最大限に活用し、クラストップの室内高(1400mm)と室内長(2235mm)を実現したほか、軽自動車最長260㎜の「リアシートスライド(左右分割式)」、室内の空気を循環させるクラス初の「リアサーキュレーター」、リアドアガラスの「ロールサンシェード」など、子供と家族がクルマで過ごす時間を楽しく優しくサポートする“33の思いやり機能”を採用した。
新型『eKスペース』は、標準モデルとカスタムモデルに2グレードずつ、それぞれ2WDと4WDを設定した。標準エンジン搭載車(E、G、カスタムG)は、エコカー減税で免税となる低燃費とキビキビとした走りを実現。ターボエンジン搭載車(カスタムT)は、レスポンスよく、より力強い走りを実現している。
家族にも嬉しい機能が沢山
軽自動車の限られたスペースを最大限に活用し、クラストップの室内高(1400mm)と室内長(2235mm)を実現。子供が立って着替えられる高さと大柄な男性が後席で足を組んでもゆったりくつろげる広さで、軽乗用車最大級の居住空間を生み出した。 室内高の拡大に合わせて、シート着座位置を高めに設定。アイポイントが高くなるため見晴らしが良く、右左折や合流時の安全確認がしやすい。
また、自然な姿勢で乗り降りができ、乗降性にも優れている。 後席には、軽自動車最長260㎜の「リアシートスライド(左右分割式)」を採用、最も前方にスライドさせた場合、前席に座ったまま振り返るだけで、チャイルドシートに座らせた子供の世話ができるなど、子育て家族にうれしいシートアレンジができる。
そして、後席シートには、簡単な操作でシートを足元に格納できる、「左右独立フラット格納機構」を採用し、フラットなラゲッジフロアを実現。左右片側ずつ操作できるため、荷物の量や大きさに合わせたスペース確保が可能である。
リアドアには、アウターハンドルのスイッチを押すだけで開錠と自動開閉ができる「ワンタッチ電動スライドドア」を標準装備し、子供を抱っこしている時や荷物・傘などで両手がふさがっている時の利便性を向上(「カスタムT」は両側、「G」、「カスタムG」は助手席側のみ、「E」を除く)。
クラス初!「リアサーキュレーター」を標準装備し後席も快適
広い室内空間を一層快適にするため、室内の空気を循環させるクラス初「リアサーキュレーター」を標準装備した。冷房の風をこれまで届きにくかった後席にも送ることができ、特に夏場の快適性を向上さる。風向きは上下左右に調整でき、風量は3段の切換えが可能。後席に座る子供のために、冷房の風量・温度をそれぞれ必要以上に上げ下げする必要がなく、静粛性や燃費性能にも貢献する(「E」を除く)。
また、リアドアガラスに「ロールサンシェード」を標準装備した。プライバシーガラスとあわせて、高い遮光効果とプライバシーを確保する。使用しない時はリアドアトリム内にすっきりと収納することができる。リアサーキュレーターとともに使用することで、後席の快適性を一層高める(「E」を除く)。さらに「99%UVカットガラス」をフロントドアガラスとフロントクォーターガラスに採用し、日焼けの原因となる紫外線を効果的に防いでいる。
助手席背面に、折りたたみ式の「助手席シートバックテーブル」を標準装備し、停車時の車内での飲食等に便利な装備とした。携帯電話やペットボトル、ベビー用マグなどを置くことができ、テーブル側面には買い物袋などが掛けられる「コンビニフック」も採用している。シートには撥水加工生地を採用し、飲み物やお菓子の食べこぼし等からシート汚れをガードする(「カスタムG」、「カスタムT」を除く)。
シフトレバーを「R(後退)」に入れると、車両後方の映像をルームミラー内のモニターに表示する「リアビューモニター付ルームミラー(自動防眩機能付)」を標準装備し、後退時に車両後方の安全確認をサポートする(「E」を除く)。また、モニターの表示を、車両周囲の障害物が確認できる「マルチアラウンドモニター(バードアイビュー機能付)」に変更するオプションを設定した(「カスタムG」、「カスタムT」のみ)。
様々な自動機能で快適なドライブをサポートする、三菱自動車独自の電子制御システム「ETACS」を採用。イグニッションOFFで運転席のドアを開けると自動消灯する「ヘッドライトオートカット」、短時間のターンレバー操作でフラッシャーを3回だけ点滅させる車線変更時に便利な「コンフォートフラッシャー」、ワイパースイッチを間欠モードにすると走行速度に応じて間欠時間を自動調整する「フロント可変間欠ワイパー(車速感応式)」など、便利機能を充実させた。
「アクティブスタビリティコントロール(ASC)」などを標準装備
滑りやすい路面の走行時や急なハンドル操作時に、車両の不安定な動きや車輪のスリップを防ぐ、スタビリティコントロール機能とトラクションコントロール機能を持った「アクティブスタビリティコントロール(ASC)」を標準装備した。旋回性能やアクセル踏み込み時の安定性を高め、より安心で快適な走りを実現する(「E」を除く)。
急ブレーキ時のタイヤロックを防ぐ「ABS(アンチロックブレーキシステム)」を全車に標準装備。さらに、ABSには乗員数・積載量に応じて後輪の制動力を調整する、「電子制御制動力配分装置(EBD)」を採用し、状況に応じた最適な制動力を確保する。
急ブレーキをかけた時やABSが作動した際、自動でハザードランプを高速点滅させ後続車が追突しないように注意を促す「エマージェンシーストップシグナルシステム」や「SRS運転席&助手席エアバッグ」を全車に標準装備。加えて、側面からの衝突時、乗員に加わる衝撃を低減させるため、運転席と助手席に「SRSサイドエアバッグ」を標準装備した(「E」を除く)。
またフロントシートベルトには、前面からの衝突時に瞬時に肩部のベルトを巻き上げて乗員を拘束するプリテンショナー機構と、胸部の負担を緩和する可変フォースリミッターを採用。特に運転席のシートベルトは、肩部と腰部の2ヶ所のベルトを巻き上げて拘束するダブルプリテンショナー機構としている。さらにシートベルトの装着を促す「シートベルト非着用ウォーニング」(警告音およびインジケータランプ)を、運転席はもちろん助手席にも設定している。
良好な視界と開放感を備えたモダンなエクステリアデザイン
フロントからリアへの連続した大きなガラスエリア、視界を広げる低いベルトライン、これらと調和する上下2本の特徴のあるキャラクターラインにより、モダンで動きを感じさせるデザインを追求した。
また、フロント/リアドアガラス部のベルトラインを低めに設定したことにより、良好な視界と開放感を実現。さらに、ワイドに張り出したリアバンパーは、安定感を表現するとともに空気抵抗の低減に寄与している。
カスタムモデルは、大型フロントバンパー、大型リアスポイラー、サイドエアダムを加えたことで、よりダイナミックで安定感のあるフォルムを実現。フロントは、縦基調のグリル形状、LED導光タイプのポジションランプと精悍なHIDヘッドライトで、力強さと存在感を高めた。またリアは、ハウジングをメッキ化したLEDタイプのコンビネーションランプを採用し、よりプレミアム感のあるスタイルとしている。
ボディカラーは、標準モデルで新色のアンティークゴールドメタリックと、ショコラブラウンパール(有料色)を含む全7色を設定。気持ちが安らぐような、明るく清潔感のあるボディカラーを採用した。また、カスタムモデルでは、スポーティでプレミアム感ある厳選した5色を設定している。
インテリアデザインにも広さを追求
インストルメントパネルからドアトリムにかけてラウンドした柔らかな形状により、乗員を包み込むようなイメージとした。 また、艶やかなピアノブラック調のセンターパネルや、視覚的にも広さを感じさせる横基調の縫製シートをコーディネートし、これまでの軽自動車を超える上質感を演出している。
インストルメントパネルは、中央にオープントレイを設けて上下を分割し、薄く見せることで室内にワイド感と広がり感を持たせた。
標準モデルの内装色は、ピアノブラック調の加飾が映えるブラック&アイボリー内装とし、ステアリングにもアイボリーを採用し、広さ感と洗練された上質な雰囲気となった。
カスタムモデルは、ブラック内装とし、シルバー加飾でスポーティかつプレミアムなイメージを表現した。
走行性能
フリクション低減、燃焼改善により、低燃費で高性能な小型・軽量の新世代MIVECエンジン、減速時の回生エネルギーを無駄なく有効活用する「アシストバッテリー」を搭載した(カスタムTを除く)。
減速時のエネルギーで高出力のオルタネーターを回転させ発電し、効率よくニッケル水素電池に充電し、ガソリンに頼らず発電したこの電力を各種電装品に供給し、ガソリンを節約する。
標準エンジン搭載車全車に、減速時(約9km/h以下)から自動でエンジンを停止させ、ガソリンの消費を抑えるコーストストップ機能付「オートストップ&ゴー(AS&G)」を採用した。
また、平成27年度燃費基準+20%を達成してエコカー減税の対象車となり、購入時の自動車取得税と自動車重量税が免税となる。標準エンジン搭載車(「E」、「G」、「カスタムG」)の2WD車は26.0km/L(JC08モード燃料消費率、国土交通省審査値)、4WD車は24.6km/L (「E」のみ25.4km/L)を達成。 ターボエンジン搭載車(「カスタムT」)の2WD車は22.2km/L、4WD車は20.8km/L。
グレード | 駆動方式 | エンジン | トランス ミッション | 価格 (消費税) | エコカー 減税 |
---|---|---|---|---|---|
E | 2WD | DOHC 12バルブ 3気筒 MIVEC | INVECS-3 CVT | 1,224,300円 | 免税 |
4WD | 1,340,850円 | ||||
G | 2WD | 1,377,600円 | |||
4WDp | 1,494,150円 | ||||
カスタムG | 2WD | 1,521,450円 | |||
4WD | 1,638,000円 | ||||
カスタムT | 2WD | DOHC 12バルブ 3気筒 MIVEC インタークーラーターボ チャージャー | 1,659,000円 | 50%減税 | |
4WD | 1,775,550円 |
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