日産が神奈川県と共に、自動運転技術搭載車両の高速道路での実証実験を開始

日産自動車本社は25日、神奈川県の協力の下、自動運転技術搭載車両の高速道路での実証実験を、さがみ縦貫道路にて開始すると発表した。

今回の実証実験は、神奈川県の地域活性化総合特区『さがみロボット産業特区』における重点プロジェクトとして、同特区の中央を貫くさがみ縦貫道路の供用区間で実施。

本実証実験では、先般9月にナンバープレートを取得した、日産「リーフ」ベースの自動運転技術の実証実験車両を使用。本車両は、周辺の道路状況を検知し、ハンドル、ブレーキ等を自動的に制御する自動運転技術が搭載されており、高速道路の入り口から出口まで全てを自動運転で走行することができる。走行中は、「車線内走行・車間距離制御」や「自動合流・自動分岐」、「自動車線変更」などを行う。

<日産の自動運転技術搭載の主な機能(以下図)>

日産の自動運転技術の主な機能

また、『さがみロボット産業特区』とは、神奈川県が県民生活の安全・安心の実現と県内経済の活性化を図るため、さがみ縦貫道路の全線開通を機にこの沿線地域を対象として、実用化が期待される生活支援ロボット(センサー、知能・制御系、駆動系の要素を持つ機械システム)の実用化支援を行っていくもの。

日産は、同特区内での実証実験を通じ、将来の自動運転システムの実現に向けた基盤技術の安全かつ信頼性の高い開発を行っていく。

日産自動車、副会長の志賀俊之氏は、「さがみ縦貫道路における自動運転技術の高速道路実証実験は、神奈川県に強力なサポートをいただき、実現することができました。日産は、この実証実験を通じて更に技術開発を進め、より安全で快適、かつ環境に優しいモビリティの実現に向けて、自動運転の早期実用化を目指したいと考えています。」と語った。

日産は、本年8月に米国カリフォルニア州で実施した大規模試乗会「日産360」のイベントにてAutonomous Drive(自動運転車両)の試作車を公開し、2020年に自動運転技術の市販化を目指すことを発表。同社は複数の車種において、同技術を実用化し、2020年以降、幅広いモデルラインナップに同技術を搭載することを目標としている。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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