三菱自、パイクスピーク参戦中の「MiEV Evolution MiEV EvolutionⅡ」がEVクラスの予選で1位・2位独占
三菱自は、6月24日(月)~30(日)[決勝:30日(現地時間)]に米・コロラド州で開催されているモータースポーツイベント「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(以下、パイクスピーク)2013」に『MiEV EvolutionⅡ』2台体制で参戦している。
6月27日(木)に実施されたEVクラスの予選では、グレッグ・トレーシー選手が3分56秒287とクラストップタイムをマークし、増岡浩選手が3分57秒777の2位と上位を独占。30日の決勝では“総合優勝”の目標に向けチャレンジする。
今年の参戦車両『MiEV EvolutionⅡ』は、市販車の量産部品を元に、パートナー企業と先行開発した次世代EVコンポーネントの高容量バッテリー、高出力モーターを搭載。昨年の参戦経験をいかし、フロント2個、リヤ2個の4モーターから構成される電動4WDに、車両運動統合制御システム「S-AWC(Super All Wheel Control)」を新たに採用し、動力性能と走行安定性を高次元で両立している。
パイクスピーク2013年大会は、6月24日(月)にコロラドスプリングス・ワールドアリーナで行われた車両検査でレースウイークがスタート。翌日の6月25日(火)からは、スタート地点から頂上までの約20kmのコースをいくつかのセクションに分け、トータルですべてのコースを走行する公式練習が開始された。そのうち、麓のボトムセクション(約8.3kmのコース)では6月27日(木)にEVクラスの予選が行われ、トレーシー選手がクラストップ、増岡選手はクラス2位のタイムを記録した。
予選を終えた監督兼ドライバーの増岡選手は、「このボトムセクションは去年予選でクラッシュした、少し苦手意識のあるコースでした。今年もなかなか4分の壁を突破することができなかったのですが、3回目のアタックで一気に3分57秒台に入り満足しています。マシンは完璧でセッティングなどはまったく変えていません。応援をしてくださる方々、そして素晴らしいマシンを用意してくれたチームのために、決勝でも頑張って走りたいと思います。」とコメント。
また、グレッグ・トレーシー選手は、「電気自動車クラスで予選トップタイムを刻むことができて嬉しく思います。これで、決勝の出走順をクラス内で自由に選べるようになるため、天候や路面コンディション次第では有利になる可能性もあります。マシンは、同じコースを火曜日に走った時よりも安定していて、とても走りやすかったです。決勝もこの調子を維持したいと思います。」とコメントしている。
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